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価値観について

こんにちは。大平 裕真(おおだいら ゆうま)です。

1992年生まれの社会人で趣味は水泳です。
社会人スイマーで、勤務後に自己ベスト更新を目標に練習しています。
私が大切にしていることについて、まとめていきます。

■自分の価値観

「学んで吸収して自分の考えや世界を広げていく」
という想いが根っこにあって勉強や水泳に取り組んできました。自分が強くこう思うのは、成長や上達していく過程が何より楽しく、熱中できるからです。
特に知らないことを知って、吸収して試して、それで自分が変わっていくことや、何かができるようになることが楽しく、こういった気持ちは昔から変わらず同じままです。

最近の話ですと、水泳に関して昨年(2019年)から、
新しいことを知って、それで自分が変わっていく、できることが増えていくことが面白いです。今、とても水泳にハマってます。

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■学生までの水泳人生

私は、大学生まで競泳をしていて、得意種目は平泳ぎです。
新潟高校水泳部(ダッシュ新津)→京都大学水泳部→メガバンク水泳部
といった感じです。

高校では2年生の時に肺気胸になり出場を決めていた北信越大会を棄権し、3年生の時はリハビリもあり、タイムを伸ばすことができませんでした。
・まだ自分は速くなれるのでは
この思いで、大学でも水泳を続けることに決めました。

京都大学水泳部は週6回の1時間半練習で、レギュラー争いもあり、充実した日々でした。
しかし、悔いは残っています。
それは、大学4年生のラストレースで自己ベストを更新することができなかったことです。もっと速くなれたのではないか、といった悔いが残ったまま、大学水泳部を引退しました。

100m平泳ぎの自己ベストは大学3年生の時のレースも1分7秒89です。
それに対して大学4年生のラストレースでは1分8秒24と0.35秒ベストタイムまで届きませんでした。
・自分の泳ぎが大学3年生の時とどう変わっているのか
・どこを修正すればベストが出たのか
そういったところはあいまいで、自分の中で明確につかめていないまま、水泳部を引退しました。

■転機

転機となったのは、就職してから3年後の2019年5月に、ダッシュで同期だった友人と話した時のことです。居酒屋で飲んでいる時に、ダッシュ新潟の山﨑コーチの話になりました。

「山﨑コーチの練習内容は面白く、とてもためになる。俺はあの人の話を聞いていると、もっと速く泳げるような気がしてくる」
と彼は話します。

詳しく聞いてみると、水泳競技で使うエネルギー回路の仕組みから、それを踏まえた練習メニューの内容、運動生理学を踏まえた練習中等の栄養補給。それから、水泳につなげるウエイトトレーニングの方法などを話してくれました。

自分のなかにも、彼と同じ感情がうまれました。
「もっと速く泳げるんじゃないか」
自分が知っている知識は十分ではなく、水泳の練習の仕方もまだまだ改善できる。社会人だから、学生時代のように週6回練習できないけど、水泳が速くなる挑戦はできそうだ。
そう感じました。

2019年の日本社会人選手権水泳競技大会に出場することが目標になりました。
参加標準記録は2019年に引き下げられ、100m平泳ぎの制限タイムは、

・100m平泳ぎ 1分06秒90(短水路、長水路問わず)

私の短水路の自己ベストは、1分05秒16ですが、社会人では1分11秒でしか泳いでおらず、大学時代に近いレベルまでタイムを戻すという高いハードルでした。
ただ、山﨑コーチの考え方を試してもう一度速く泳げるようになりたい、この気持ちが勝ちました。

朝8時半から19時過ぎまで働いているなかで、短い練習時間でからだを鍛え、社会人選手権を目指すことは、今の自分に合っていて挑戦しがいがあります。
この目標に向かって取組んでいる時は、新しい水泳の知識が増えていき、日々実践できるので仕事終わりのトレーニングが楽しく充実していたのを覚えています。

■結果

5月に友人と話してからは、10月の大会で社会人選手権の制限タイムを切ることを目標にしてトレーニングする日々が始まりました。
最寄りのセントラル阿佐ヶ谷に入会して水泳練習と筋トレを始めました。
泳ぎはじめた時はどうしようもなく、体も動かず不安になりましたが、水泳や筋トレについて情報収集をしつつ練習していきました。

山﨑コーチのブログの発信や、YouTubeで見つけた小林良さんのスイムクリニックなどに参加して、平泳ぎのフォームの修正やトレーニングの考えを学び、トレーニング。
からだが固く思うように動かなかったので、つばさ基地のスーパーストレッチクラスや西園美彌さんの魔女トレに参加して、からだの動かし方を学んで実践。
こんなトレーニングをしました。

自分ひとりで練習しているので、泳ぎの修正点の確認がうまくできず、自分が正しい方向に進んでいるか不安になり、自信が持てませんでした。
そのため大会に多く出るようにして、タイムとフォームを確認して泳ぎの修正を続けていきました。

タイムの推移はこんな感じです。

7/7 100m平泳ぎ 1:13.31(33.74)@日本マスターズチーム対抗(長水路)
8/11 100m平泳ぎ 1:11.03(32.96)@東京都社会人チーム対抗(長水路)
9/8 100m平泳ぎ 1:08.36@インターバンク(短水路)

そして東京では短水路の記録会等がなかったので、長野の短水路の記録会に出場しました。
レースの前で緊張していましたが、5月からの約5か月のトレーニングを振り返って、結果はなるようになるというすっきりした気持ちでレースに臨めました。

9/29 100m平泳ぎ 1:06.71@第8回秋季岡谷室内選手権(短水路)

目標の社会人選手権の制限タイム1:06.90を0.19秒切り、社会人選手権に出ることができました。

社会人選手権に出ることになり、とても嬉しかったです。
サプライズでしたが、個人種目に加えメドレーリレーの予選に出ることができました(知ってからは緊張で震えてました)。

社会人選手権に出て一番大きかったことは、社会人になってから全国大会で泳ぐという経験をしたことではなく、ダッシュのメンバーと交流ができたことです。
水泳を通じてひろがったつながりはかけがえのないものだと感じています。

社会人選手権出場を目標にして、日々トレーニングを行った結果、社会人選手権出場という目標を達成し、さらに新たに水泳を通じたつながりを得ることができました。

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■振り返って

振り返ると自分の人生で、何かを学び挑戦することは大きな位置を占めています。

・京都大学や国家公務員試験総合職合格のための受験勉強
・就職活動での自己分析や業界研究を通じて民間での志望業界等の判断
・社会人として求められるスキルの修得とアウトプットレベルの向上(量・質)

こんなことに取組んできました。
どれも現状と目標との間にギャップがあって、そのギャップを埋めるために時間の使い方や手段を工夫してきました。

水泳と勉強の両立や進路のことで悩んでいる人がいたら、ぜひそのチャレンジをサポートしたいと強く思います。

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