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#7 「こんな簡単な技決まるわけない、寝技をしらない人だから不意打ちできまるだけ」

はじめに

皆さん、こんにちは。

「またか」と思われるかもしれませんね。その感情、私にもよくわかります。皆さんと全く同じです。ただ、タイトルに書かれたコメントを見て、人参を目の前にぶら下げられた馬のようについ反応してしまった私をお許しください。

本来ならば、「次回の土曜日の更新でまたお会いしましょう」と前回のnoteでお約束した通り、土曜日に皆さんにお伝えしたい内容を準備していました。ところが、私のEP.49「Hip-Kimura〜海外の柔術選手が使う新しいキムラテクニック②〜」に対するコメントを受けて、思うところがあり、noteの投稿スケジュールを変更することにしました。現在、クロスフィットへ向かう電車の中で、そのコメントに対して応える形で、私の考えをnoteに綴っています。

トレーニングの目的と手段

さて、クロスフィットという言葉が出てきましたが、9月1日(日)に兵庫県尼崎市・ベイコム体育館で開催される全日本実業柔道個人選手権大会に向けてのカウントダウンシリーズとして、最近、トレーニング動画もSNSで掲載しています。参考になるかは分かりませんが、柔道家の私が普段の稽古以外に行っているトレーニングや、大会に向けての準備とどのようなトレーニングを実施していくかという視点で見守っていただけると嬉しいです。

階級を上げ、年齢を重ねるにつれ、トレーニングの重要性を改めて認識し、その準備に多くの時間を費やしています。トレーニングは目的ではなく、目標達成のための手段に過ぎません。大会で最高のパフォーマンスを発揮するため、目的と手段を見失わず、最適な状態に仕上げていきます。

周りからかっこよく見られたいからや、夏に向けての体作りといった浅はかな理由でトレーニングをしているわけではありません。大切なことなので、もう一度言いますが、私はナルシストで承認欲求や自己顕示欲の塊かもしれませんが、そんな理由で体を鍛えているわけでは決してありません!

「勝つためのトレーニング」です。

話が少し逸れましたが、トレーニングに関する詳細は、次の機会にnoteで共有します。続きを楽しみにしている方は、ぜひコメントを残してください。

投稿の頻度がトレーニングの実施ペースに追いついていないため、紹介する内容が1ヶ月前のものになることをご了承ください。

Noteの活用

最近noteの執筆を始め、その利便性に気づきました。Instagramでは既にストーリーを通じてコメントへの私の見解を共有していますが、もともとはX(旧Twitter)で複数の投稿をする予定でした。しかし、スクロールの手間と可読性の問題から、noteでまとめることに決めました。Xでは文字数に制限があるため、自分の意見を簡潔にまとめるのが一苦労でした。限られた言葉では意図を正確に伝えるのが難しいですが、noteでは詳細にわたって説明することができ、これが大変役立っています。また、自己表現の場として、自分を守る手段としてもnoteは重宝しています。

EP.49「Hip-Kimura」について

本題に移りますが、今回のEP.49では、「○○に挑戦してみたシリーズ」の一環として、海外の柔術家やグラップラーが使う技術を柔道に応用する方法を紹介しました。その際、以下のようなコメントをいただきました。

「こんな簡単な技決まるわけない、
寝技を知らない人だから不意打ちで決まるだけ」

Instagram @yuma.o.25"EP.49"

正直に言って、ありがとうございます。
ご馳走様です。

冗談はさておき、皆さんからの貴重なフィードバックや、むしろ話題を提供いただいたことには本当に感謝しています。それらは議論を深めるための素晴らしいネタになります。時々、「この技は払腰ではなく跳腰だ」「こんな技は効かない」「このやり方は正しくない」といった意見をいただきますが、こうしたアンチコメントがあるたびに、私の評価が高まるように感じます。これも私の戦略の一部であり、皆さんの意見を大切にしています。

だからこそ、心から「ご馳走様」と言えるのです。


まず、大前提として前置きしますが

私は普段からEPの解説を送る際、私の考えが絶対に正しいとは限らないこと、そしてそれを押し付けるつもりがないことを皆さんに伝えています。私の見解は個人的なものであり、それを理解していただければ幸いです。この意見が皆さんにとって何か新しい考えを巡らすきっかけになればと願っています。私はただの一つの視点を提供するだけで、肯定も否定もしません。皆さんがそれを受け止め、自身の考えを深める機会にしていただければと思います。

これは私が動画やSNSを通じて意見を伝える際に常に心がけているスタンスです。

○○に挑戦してみたシリーズ

このシリーズでは、私がこれまで試したことのない技や、見たことのない技に挑戦し、その過程を動画で皆さんにお見せしています。現在進行形で学んでいる技術の一部も共有しており、これは単なる紹介であり、正しいとも推奨するものでも強制するものでもありません。批判的なコメントを受けても、それは私にとって痛いものではなく、むしろ新たな視点を考えるきっかけとなり、感謝しています。

今回の投稿に対するコメントを受けて、多くの方が私のストーリーをご覧になり、様々な反応を示してくださいました。一部からは「大人の対応だ」と評価していただき、また別の方からは、「そんなコメントには○○って寝とけって」ともっと直接的な返答をすべきだとの意見もいただきました。後輩からは擁護のコメントを、知人からはコメントした方への直接的な意見を伝えようとする動きもあり、多方面からのサポートを強く実感しています。これらの反応には心から感謝し、光栄に思っています。

しかし、私自身は受けたコメントに対して特定の立場を取ることはせず、それは単なる一つの意見として尊重しています。

母の教えとその生き方


ただ一点、SNSでの発信は個人の自由ですが、大人として、言動には責任が伴うべきだと私は考えています。特に柔道を通じて、または日常生活においても、人を敬い、相手の気持ちを理解し尊重することは非常に重要です。これは柔道に限らず、すべての人に当てはまる普遍的な価値です。

私は幼い頃から母に次のように教えられてきました。

* 「自分がされて嫌なことは相手にもしない」
* 「人の気持ちを考えられる人間になりなさい」
* 「本当の強さは優しさだ」

これらの教えを、私も自分の子どもたちに伝えています。他人にこれを押し付けるつもりはありませんが、私は母の教えに恥じないような生き方を心がけています。

約20年前 徳島県市場武道館
2018年 講道館杯

最後に

今回は予定より早く投稿することになりましたが、それも皆さんからのコメントがきっかけでした。
SNSは、私の柔道へのアプローチを知ってもらい、興味を持ってもらうための第一歩であり、きっかけにすぎません。一つの考え方や、選択肢の一つとして今後も皆さんにとって有益な情報を発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

最後までお付き合いいただいた皆様、物好きなあなたへ、心からの感謝を込めて。

この記事がお役に立ったり、楽しんでいただけたなら、ぜひシェアしていただけると嬉しいです。

そして、次こそは、土曜日の更新でまたお会いしましょう!

全日本実業柔道個人選手権大会まで残り67日🔥

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