音楽日記 札幌大人座vol.2
セットリストを作るとき、試すとき、本番前に見返すとき。
先週6日にリハーサルしたら、曲順が全然しっくりこなかった。
今日はセットリストを作るとき、試すとき、本番前に見返す時に
僕がセットリストに感じることを書く。
そもそも「良いセットリスト」というのは
曲の並び方がいい、というだけじゃなくて
MCの内容や、MCを敢えて入れないところを作ったり
音が鳴ってない余韻の部分も含めて
ライブ全体の流れがちゃんとデザインされてるということ。
セットリストを決めるときは
机の前に座って、全曲のタイトル一覧を見ながら書く。
会場の雰囲気をイメージしながら、気分の高揚感はあるけど、
現実味っていうか、緊張感は、いまひとつ欠けてる。
リハーサルして試すときは
音は鳴ってるけど、人が目の前にいない。
緊張感がリアルになり始めて、歌ってる間にいろんな感情が生まれてくる。
「この展開だったら、次はこんな曲がいいな」という手応えと
セットリストにギャップが見つかることがある。
ライブの当日の朝、セットリストを見ると心配で仕方ない。
セットリストがどう、っていうより、もはや心は緊張で充満してる。
とにかく心配。All I have is 心配。All I want is 安心。
会場についてサウンドチェックする頃に吹っ切れる。
緊張感を測ることで、自分のコンディションを知る
セットリストが自分の目にどう映るか、で、
自分のメンタルがどんな状況なのかを知る。
本番が近づくにつれて、緊張感が育まれていく中で、
「本番の時に良いメンタルに着地する」ように、緊張と付き合う。
セットリストの質も大事だけど
そのセットリストで、どう最初から最後まで走り切るか
一曲目の最初の音が出て、アンコールの最後の音で終わるまで
足取りが確かであることが大切。
久しぶりの札幌だから、「ラーメンのトッピング全部盛りにしたい」
みたいな気持ちが、セットリストを作るときに生まれるのも、よし。
リハーサルしながら、今まで北海道で歌ってきた日々が蘇って、数々の「ありがとう!」と、それよりもっと多い「すいません!」が浮かんだことも、よし。
きっと氷点下の当日、安心を求めて、コーヒー屋さんに駆け込むことが
想像に難くないのも、よし。
余白を持って本番に臨みたい
会場の空気が
ほわっと膨らむ音
じんわりとあったまる音
いろいろ出したい音は、あるんだけど
きてくれたみんなと作る空気
それが1番楽しみ。
1人弾き語りなので、自由が効くから
セットリストに空白の箇所があっても良いかな。
それか、3曲くらい候補にしておいて、その場で決めるでもいいな。
余白を持って、札幌行こうと思います。
端から端までギッシギシに詰め込むのは、スーツケースだけで、よし。
ライブ開催の可否について
東京と北海道が、まんえん防止等重点措置の場合は、決行する。
もし仮に、北海道が緊急事態宣言となった場合は、中止。東京が緊急事態宣言となった場合は、僕が千歳空港でPCR検査or抗原検査を受けて、陰性を確認できたら決行する。
という、構えでおります。ご予約いただいた皆さん、どうか無理のないようにご判断ください。
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