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運動神経がいいってなんだろう?ビジョントレーニングとの関係

運動神経がいいってなんだろう?

こんにちは、ビジョンコンディショニングコーチの中塚です。私自身、幼少期からスポーツに親しんでいましたが、運動が得意な子どもを見るたびに「彼は運動神経が良いから」と感じていました。私たちは、足が速い、ジャンプ力が高い、いわゆる「バネがある」などの身体的な能力を持つ子どもたちを、「運動神経が良い」とひとことで片づけることが多かったのです。もしかすると、今でもそのような捉え方をしている人は少なくないかもしれません。

しかし、大人になり、特にビジョントレーニングを学ぶようになってから、私は運動神経の本質について考え直すようになりました。「運動神経」とは生まれつきのものでしょうか? センスがあれば努力は不要なのでしょうか? そもそも「センス」とは何なのでしょうか?

運動神経とセンスの正体

確かに、筋肉の強さや骨格のバランスなど、身体的な特徴において生まれつきの差があるかもしれません。しかし、運動能力は生まれ持ったものではなく、赤ちゃんから成長する過程で獲得したものだと考えるのが妥当です。人間は成長の中でさまざまな経験を積み、それによって得られた能力が「運動神経が良い」と言われる理由のひとつになっているのです。

私が考える「センス」の正体は、「目で見た情報をもとに、頭で思い描いた通りに自分の身体を素早くかつ力強く動かす能力」です。つまり、身体を理解し、思った通りに動かすためのトレーニングを積めば、スポーツに限らず、さまざまな活動で高い成果を上げることができると考えています。正直、小学生の頃にこの知識を知っていたら、どれだけ役立っただろうと思います。

センスを鍛えるための簡単なトレーニング

は、実際に自分の体で試してみましょう。簡単な方法として、ボールを使ったトレーニングがあります。

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