春の富山散歩

富山県美術館、富山市ガラス美術館と見て用件は済んだので、あとはのんびりと市内を散歩して過ごしました。
富山市ガラス美術館のある西町交差点は路面電車の線路が合流するところで、電車が頻繁に行き交っています。こちらは2両編成の最新型みたいな車両です。

せっかくだから乗ってみたくなって、西町(にしちょう)停留所から乗車しました。

こちらは本線の停留所で、やって来たのは昔ながらの渋い車両でした。
行く当てがあったわけではないのですが、とりあえず富山駅まで乗ってみました。
富山駅は北陸新幹線、JR高山本線、あいの風とやま鉄道(かつてのJR北陸本線の富山県部分)、富山地方鉄道と路面電車の駅が集まっています。路面電車についてはこの3月21日に駅の南北で分断されていた線路が繋がったばかりなんだそうです。

駅から南下して富山市役所へ。ここには無料の展望塔があるということで上ってみました。
エレベータの扉が開いた瞬間目に飛び込んできたのは立山連峰!woooo!

妙にテンションが上がってしまいました。普段平野のど真んなかで暮らしている身としては、山がこんなに間近に迫ってくるかのように景色に入り込んでくるのが本当に新鮮で、たった一日では慣れることができませんでした。
街中を歩いていても、交差点で道路を渡るときにふと見れば建物のあいだから山が見えて、そのたびにいちいち楽しんでいました。

市役所の向かいにある格好いい建物は何?と思ったら富山県民会館。1000人規模のキャパがあるなかなか大きなホールです。

隣には旧館の建物が残されていたのですが、入口に掲げられた文字がクラシカルで素敵。

一角にはナガオカケンメイさん主宰のD&DEPARTMENTが入っていました。

そしていよいよ松川の桜並木です。
朝富山に着いて市内を車で移動していたとき、そして路面電車に乗っていたときに窓から見ていて気になっていました。このときがちょうど満開。川の両側に桜並木が続いていて見応えありました。

川のそばの遊歩道は桜のトンネルになっていました。

おそらく例年よりは少ないんでしょうけど、それでも結構な数の人が桜を楽しんでおられました。川には遊覧船も出ていて、船から見る桜もまた格別なものでしょうね。

松川沿いにある富山城址公園の桜も満開でした。今年はいろいろ厳しいご時世にはなりましたが、いい桜の思い出ができて良かったです。

前の記事で触れましたが、天守閣の屋根瓦も黒くてツヤツヤ。

その後は総曲輪のアーケード街を通って散歩は一旦終了です。デパートや映画館がある繁華街でしたが、この地名を何と読むのかネットで調べるまでさっぱり検討がつきませんでした。正解は「そうがわ」なんだそうです。
さて、ここからは車で移動です。もう一回富山県美術館に戻らなければいけなかったのですが(前の記事に書いたように蓮沼さんの小皿を買いに行くため)、その途中に立ち寄ったのが護国神社です。

こちらも桜がきれいに咲いていました。

富山旅もいよいよ最後。
せっかく富山に来たんだから見ておきたいのは日本海!鉄道の終着駅にもなっている岩瀬浜の海岸で海を満喫することにしました。

子ども時分の刷り込みで海と言えばやはり日本海のほうに親しみを覚えてしまうんですよね。言葉は悪いけどうらぶれた感じというか。どことなく寂しさが漂っているのがいい。
ふと横を向けばそこにはやっぱり立山連峰。富山でしかあり得ない景色をしばらく楽しんで、富山での一日は終幕です。
また近いうちに来たいなあ、、、!

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