作品と島の記憶

ART NAGOYAでは作品を1点引き取ってきました。
と言ってもフェアに出ていたものではなく、以前購入を決めていたもの。購入先のアルマスギャラリーさんが出展されるということで一緒に持ってきてもらいました。

購入したのは、永井天陽さんの作品。ダルマの形に成型されたアクリルのなかに2体のぬいぐるみがぎゅうぎゅうに詰められた立体作品です。

この作品、昨年9月にアルマスさんが出展された「rooms39」で見て「いいなー」と思い、10月にアルマスさんでの二人展で購入を決めたものなんですが、このあいだに作家の永井さんと偶然お会いする機会がありました。
関東でも名古屋でもなく、そのどちらからも遠く離れた宮城県石巻市で。

昨年「Reborn Art Festival」に行ってきました。二日間の行程で、初日は鮎川から石巻市街地まで牡鹿半島を縦断、二日間は船での移動が必要な網地島を回るというものでした。
その二日め、網地島に向かう船に乗ってツイッターを見ていたら永井さんも乗っていることが分かってついリプしてしまったのでした(前提として、永井さんの作品は以前にも購入したことがあり何度かお目にかかったこともあるのでまったく赤の他人ではありませんでした)。
早速船のなかでご挨拶しただけでなく、二つある港のうち同じところで下船したこともあって、自然と一緒に回ることになりました。

永井さんはこの網地島で展示されている作品にアクリル成型で協力した縁があって今回網地島に来られたそうです。
それが小宮麻吏奈さんの「蓬莱島古墳」という作品。

地面を掘って植物を植えて、なかなか大掛かりで面白い作品でした。永井さんのアクリルは天井部分に使われていました。

と、そんな話が作品を購入する前にあったので、この作品を見るたびにリボーンのことを思い出しそうです。
早速箱から出して置いてみました。

あらまあかわいい。
永井さんはとても素敵な作家さんなので今後の活躍をとても楽しみにしています。


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