おじさん

幼き頃の隣人"おじさん"。
仕事の合間を縫ってよく遊んでくれて、気概と遊び心があった気さくな"おじさん"。ほんの2年、3歳〜5歳とかの間だったけれどすごく強烈に記憶に残っている。
無意識というか、当時はそんなこと思っていないのかもしれないけれど、俺にとってすごく支えになった存在なんだと思う。
小3になって新しい親父が来て、大切に育ててもらったが、お父さんらしいことをしてもらったのは実は"おじさん"の方だった気もする。
もちろん新親父も遊んでくれたが。
また当時は母親の弟の叔父さんにもよく遊んでもらってすごく楽しかった。何より漢気に溢れていていかにも親父という感じの今でも憧れの人だ。
心から打ち解けるのに二人のおじさんはそう時間はかからなかった。けど新親父とはまだ打ち解けている気がしない。

家族っていうのは難しい。
たしかにちゃんと愛は感じているのだけれど、何かちょっとつっかかるところがある。
俺の心の構え方がいけないのか、相性なのか分からない。
少なくとも俺には大人の漢を比較するという期間が小さいながらにあった。そこで今の親父に心を開かないというジャッジをしたのかもしれない。
だが最近になって少しずつ、身構えて話すことが減ってきた。良い兆候だと思う。

小さい時に見た大人っていうのはすごくその人の人格や将来に大きな影響を与えるんだなと、この一連の"おじさん"について思い出したことで強く感じた。
今回は結論はない、思考を辿っただけ。

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