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映画の面白さを伝えたい

映画にはまっている。自分が良いと思うものを、みんなにも良いと思ってもらいたい。だから、今日は映画がどうして面白いと私が思うのかを語る。

映画の楽しみ方には2段階ある。

最初は「究極にコスパの良い娯楽」として楽しむこと。

映画とはその一本で完結した作品を、受け身の姿勢のまま、あらゆるジャンルから好きに選んで、2時間程度の時間で味わい尽くせる究極にコスパの良い娯楽だと思うのだ。

映画はその1本で何かしら区切りをつけないという制限があるから、その2時間に製作陣のメッセージ、芸術性、ストーリーの起承転結、全てが詰まっている。何回も続いて最後にやっと物語の全貌が掴めるドラマやアニメに比べて、この2時間の「密度」が私は高いと思う。

そして映画は、かなり受け身な姿勢でも楽しめるのが「楽」だ。映画館に行けば座っているだけで良い。家でDVDを借りれば、ベッドで寝っ転がっていても楽しめてしまう。運動より「楽」なことはもとより、文章を目で追わなくてはいけない読書よりもよっぽど「楽」だと思う。

コミュニケーションを要さないという点でも「楽」だと思う。「みんなで」「協力して」など必要なく、一人で楽しめる。

ジャンルを超える障壁も低い。映画だったら、ホラーを観たり恋愛映画を観たり、簡単に、幅広いジャンルを楽しむことができる。しかし、スキーをするのとスノボをするのは、同じウィンタースポーツでも勝手が全然違う。

さて、このようなコスパの良い楽しみ方を重ねてくると、次の段階に達してくると思う。それは、「芸術作品」として楽しむということだ。

いろんな映画を観て、監督の傾向がわかってくる。役者も覚えてくる。カメラ、セット、音楽、衣装、CG技術などにも意識を向けられるようになる。

すると、映画は観ている最中も観た後も楽しめる豊かな芸術作品なのだと気づく。

例えば、私の場合は、映画を観ている最中は、一つ一つの描写が、どうしてこの演出になったのかということをいつも考えながら観ている。すると、セットの色彩がキャラクターの感情と連動していることに気づいたり、同じカメラワークを繰り返すことでキャラクターの心情の変化を際立たせているんだな、など、製作陣のメッセージが伝わってくるのだ。

映画を観終わった後はネットで考察サイトなどを巡回するのも面白い。自分の気づかなかった点を知ったり、活躍していた役者が自分の好きな映画に実は出ていたことがわかったりする。映画を鑑賞している時間に止まらずその後も楽しめるのは、大きな魅力だと思う。

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まだ映画に関しては素人も同然なのだが、素人なりにどうしてこんなに面白く感じるのかを考えてみた結論が以下の通りである。

もしかしたらこのまま映画の世界を深めていったら、第三の段階が訪れるかもしれない。それもまた楽しみだ。


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