春に願いを -三月のパンタシア-
遠くで聴こえたんだ
春の先っぽをね
ふわふわいたずらに
揺らすような声が
何度も繰り返し見る
幼い頃の夢に
美しい後悔が
また降り注ぐ
思いがけず
もう一度
出会えたの
追いかけた
もう私
逃げ出さない
運命は偶然で
偶然は奇跡で
それはきっとささいな景色にあって
小さく強く灯る
頑丈な愛おしさを
ひとつひとつ織り交ぜて君に紡ごう
未来は見えない
それよりも
明日のことさえ
見えなくても
運命は偶然で
偶然は奇跡で
めまぐるしくすぎる日々の中でも
きっとはぐれないよ
ぎゅっと手を繋いで
やさしい微熱ひとつただ信じて
歩いてゆこう
遠くで聴こえたんだ
春の先っぽをね
ふわふわいたずらに
揺らす君の声
「春に願いを」は、アルバム「邂逅少女」のED、エンドロールの位置付けの曲です。
水野あつさんは春色で温かい楽曲をみあさんのきれいな歌声に合わさる曲になるようにという想いを仕上げたようです。
ゆらゆらと体を揺らしてしまうような曲ですね。
物語の情景を振り返る、追憶するような曲。
優しくて暖かくて柔らかい気持ちになれる楽曲となっています。
多くの人との再会や運命的な出会い、つまり偶然が積み重なった出会いを歌った楽曲です。
みあさん自身にとっても自分の側にいる音楽に出会ったことも多くの偶然が積み重なった出会い。
みあさんの想いが色濃く入ったアルバム、その中でも特に色濃く想いが入っています。
運命は偶然で、偶然は奇跡であるという想いに心打たれました。
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