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Gwent on Day off(2021/6/12)

力の代償


ついにリリースされた《力の代償》。

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案の定環境初期は宴を繰り広げるモンスターによって阿鼻叫喚の様相を繰り広げています。
想像していたよりも宴の発動が容易く、《魔女見習い》が簡単に4コストの《ザ・ビースト》へと変貌します。《全てを知る魔女》の継戦を許せばそのまま試合を決められかねません。
バフされた三妖婆も大活躍しています。

そんな環境開幕から数日が経ち、モンスター以外の勢力も徐々に頭角を表しています。

ニルフガードはデッキ操作と相性の良いコルグリムデッキが増えましたが、古き良き舞踏会デッキもよく見かけます。
追加カードのブロンズコンビがどんなデッキにも入り、ハイテンポである事があらゆるデッキのパワーを底上げしました。
ただ、縁の下の力持ちという立ち位置なので派手に欠け、そこまでの人気は無いようです。

北方諸国は完全に別物となった貯蔵に戸惑う人が多く、リワークカード達もどのように立ち回れば良いのか手探りの状態です。
そんな中で流行りつつあるのが《包囲攻撃》を搭載した挟撃デッキ。
挟撃はラウンドを通してデッキの動きを安定させてくれるためプレイに安定感があります。
相手がベストな手札を引ききれていた場合にパワー負けするのはご愛嬌。

スコイアは《フランチェスカ・フィンダベア》の実装が話題になりましたが今回追加された中で最高のカードは《ドル・ブラサンナの魔術師》でしょう。
浄化を簡単に使える勢力なので封印は問題になりません。
命令を使えた場合のカードパワーは《森の番人》と同等のレベルです。
デッキとしては闇討ちと自然の贈り物に人気が集まっているようです。

シンジケートはモンスターの影に隠れていますが元々高コストゴールドのカードパワーが高い事もあり相手のデッキを圧倒する事が出来ます。
かつて環境を支配した海賊の入り江、巨富がウィッチハンターの力を借りて弱くなるはずがありません。
あなたのラダー帯にシンジケートが多ければ対抗するにはノーユニット戦術をオススメします。
指名手配されなければどうということはありません。

スケリッジは今のところ新環境で1番見かけることが少ないリーダーです。
追加カードは強いのですが、扱いが難しく他の勢力にパワー負けしてしまう事もしばしば。
完成されたデッキ構築の公開が待たれます。


あのカードはやはり壊れていた


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そうだね。《破滅へ誘う者》だね。

5コストでありながらデッキを圧縮し、他勢力の追随を許さないポイントスイングを行いながら、さらに別の用途にも使える柔軟性を持ちます。

現在の5コスト圧縮の基準点が8点である事を考えればこれがいかに破格であるかはすぐにわかるでしょう。

ポイントスイングする強さについては使わなくてもわかるレベルなので割愛します。

今回は別の用途について解説します。
ニルフガード使おうと思った場合、まず頭をよぎるのは「献身」の2文字だと思います。
ニルフガードは勢力の特性上、除去手段が豊富であり、非献身にするデメリットはデッキ圧縮とサーチ手段の乏しさのみでした。
デッキ圧縮は言わずもがな、《破滅へ誘う者》はサーチカードとしても使えます。

相手がパスし、あと4点出せば捲れる場面であれば他のカードを使うか、《魔導暗殺者》とのコンボで圧縮しつつ捲るプレイヤーが多いです。
圧縮したい気持ちをグッとこらえ、デッキトップに《簒奪者》や《仮面舞踏会》を持ってきましょう。
そうすれば選択したゴールドカードを確定で手札に確保出来ます。

他には毒を撒いて相手がパスし、4点では捲れないが毒があれば捲れるシチュエーション。
このような場合は《イェネファーの祈祷》や《死者の舌》をデッキトップに移動させつつ相手のユニットを《牛の死骸》で毒殺出来ます。

《魔導暗殺者》がデッキで腐る?

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そこに《死者の舌》があるじゃろ?

《死者の舌》が使えない場合でも《魔導暗殺者》を引くかもしれなくなるリスクと、《簒奪者》を確定確保できるリターンです。どうすればいいかは明白ですよね?

1ラウンド5枚でラウンドを取り、2ラウンド手札8枚でスタートした場合も同様です。
《破滅を招く者》をプレイし、ゴールドカードのドローに備えましょう。

このテクニックは相手の《全知のワリート》へのカウンターとしても使えます。
《仮面舞踏会》をデッキトップに移動されたら《馬上試合》のような低コストスペシャル、または低コストの魔術師をそっとデッキトップに引き上げるのがオススメです。
相手が狙いに気づかなければ次のターンに《蛇流派ウィッチャーの錬金術師》、《カンタレラ》をプレイしそのまま爆発四散します。

この使い方を踏まえると《エムヒル・ヴァル・エムレイス》、《ヴィコヴァロの低級魔道士》は最高の相棒となります。
3ラウンドにも上記の確定ゴールドカードドローへと繋げる事ができ、余った《魔導暗殺者》を引いてしまっていた場合もデッキに戻す事が出来ます。
さらにエムヒルは今では貴重な自陣で踊れる貴族ユニットです。

毒を積んでいて、エムヒルの密偵効果も活かせるデッキが《破滅を招く者》の能力を最大限引き出すために最高のデッキとなるはずです。

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