インスパイアされてみた-60代のオフィスファッション
先日、駆け込みで入ったマリークワント展で見た懐かしいお洋服の数々に刺激を受けました。小学生の頃、純粋にファッションデザイナーになろうと一生懸命お絵描きに励んでいたことを思い出し(笑)。
ひとつ思ったのは、マリークワントのデザインは、スタイル画で見るとシンプルだったり、そんなに際立って素敵!とは思えないかも。それがトルソーに着せてあっても、ぱっとしない感じがするものも、私の目には、正直なところ、あった。でも、それを人が着てポーズがつくと、身体の動きが出ると、とっても生き生きして洋服の良さと、着る人の良さが両方とも引き立つ。そんな感じがありました。
展示されていた中に、当時の、おそらくロンドン辺りの?銀行の制服なんかもありました。日本でも銀行の制服を見なくなって久しいのでかえって新鮮な気がしました。クラシックなのに、モダンで可愛いデザインでした。
それやこれやを眺めていて、「ああ、オフィスで着る仕事着もこういうのなら、いいな~」と思えました。つまり、TPOに適いつつも、お洒落さがあり、着ていて楽しくて、着回しが効く。
ということで、マリークワント・インスパイア―ドシリーズを描いてみることに。
ウール素材のグレーのストレートラインのワンピース。大きめステッチがアクセント。ポケットもちゃんとあります。丈はひざ下。タイツや靴下で遊べるように、長すぎず。襟はVネックにしてブラウスでも綺麗目Tシャツでも組み合わせがきくようにします。今回は、ウールジャージのリボンタイつきブラウスを合わせて、どこから見てもオフィス仕様。
足元は、しっかりヒールのストラップつきパンプス。エナメルの黒にしたくて、ネイルラッカーで着色してみましたが、残念ながらその質感までは好かんできませんでした…。服が無地なので、タイツは控えめにストライプで遊んでみても、いいかな~、なんて。
実は、このワンピースには対のショート丈ジャケットがあります。ワンピースのラインがストンとしているので、ショート丈ですっきり合わせます。同じく大きめステッチと、ステッチの黒と同じ黒いボタンがアクセント。大きめボタンが可愛いと思います。
この絵で見ると、本当に制服のよう。それでいいんだと思います。仕事着だし。でも、これを実際に仕立てて着てみたら、きっと、着心地も良くて、素敵に違いない! かな~?(笑)。
こんな服を、個人的制服にして、60代もお洒落してオフィスワークに励めたらいいな、と思います。
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