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ファッション忘備録:ノーマカマリ・コレクション(3)

昨日、”ファッション忘備録:ノーマカマリ・コレクション(2)”をアップしてなんとなく達成感(笑)でした。本当は、3月末までの短期派遣のお仕事が終わって、すぐに次の仕事を始めたかったのに、なかなか次が決まらずそのまま家に居るので、悶々とステイホームするより、好きなことして、でもお金をかけずに楽しく過ごそう!と思ったらお絵描きだな、ってところです。

ところが、達成感に満たされて湯船につかっていたら突然ひらめきました…。「まだ、あった、お気に入りのノーマカマリ!!!」

「これを忘れてどうする?!」という超お気に入りを2着、描き忘れていたことに気づいたのでした、ああ、思い出してよかった…。

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手持ちの水彩色鉛筆にえんじ色がないので、紫と赤を混色してみましたが、実物はもっとワインレッドでした。

コットンジャージーに、光沢のある糸で花柄刺繍が施されたジャケット。定番のウエストシェイプで、ボタンがたくさん並んでいて、本当に素敵でした。若い頃、しばらくワインレッドに凝っていて、「これこそ私のための服!」くらいに思いこんでいました(笑)。同じワインレッドのサテンのワイドパンツを合わせて完璧コーディネート。ほとんどパーティーウエア?

が、しかし、これを着て参加するようなパーティーがあったわけじゃなくて、だいたい、これを着ていた30代前半は娘が小学生で、時代を遥かに先取りして(?)勝手にノー残業人を貫いていましたので、毎日、会社と自宅の往復の日々、パーティーどころか飲み会だってめったに参加しない。ゆえに、これを仕事着にして会社で着てました…それは、後で考えるとけっこうマイナス効果でしたね、会社員としては。

カシュクール

今回、お絵描きしていて、黒の色鉛筆がどんどん減っています…、若い頃は黒髪のボブスタイルでしたし、黒い服が多かった…(この後、ノーマカマリが日本から撤退して買えなくなった後も、相変わらず黒い服がクロゼットを埋めていったので、まだまだ黒鉛筆が活躍しそう)。

さて、記憶の中のクロゼットからノーマカマリのお洋服たちを次々と引っ張り出してきましたが、これが多分、最後の一着、かな?

てろんとした化繊の生地のカシュクールとフレアスカート。服自体に形がない…、形はボディを入れないと成り立たない…つまり、着る人のプロポーションがそのまま形を作るという、チャレンジングなセットアップ。でも、どうしても、これが(これも)欲しくて買ってしまいました。

私の常套手段として、欲しい服を手に入れて、それを(きれいに)着ることを目標に身体を絞る…。

てろんとしてますが、ストレッチもきくので、けっこう伸縮性がありトップスはサイズ的な許容範囲は広かったと思います。残念だったのは、私の体形は平ったいので、このようなカシュクールを着るにはボリューム不足。でも、ボリュームがある方が着るとセクシーになり過ぎて周囲にとって目の毒の心配も。私の場合は、これを着ても色気もなにもないので、毒にも害にならない(笑)。

これに、上記のワインレッドのジャケットを合わせても、素敵でした。

二十代の後半の頃に買ったもので、お友達の結婚式には、当時はやっていたフェイクパールの大玉ネックレスなどをジャラジャラつけて参加しました。30年経った今着ると、またちがった雰囲気で着れただろうな~、と思ったりして。

どれもこれも、大好きなノーマカマリのお洋服たちでした。

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