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ファッション忘備録:マレーラ・シスレー・マックスアンドコー

マレーラ オフホワイトジャケット

MARELLA(マレーラ)はきちんと感のあるお洒落な大人のイタリアンブランド、というのが愛用していた頃の印象。こちらは、DMハガキの写真にあったシャネル風春夏ジャケット、オフホワイトの生地はツィードタッチでソフトな印象。襟ぐり、前立て、裾、そして袖口にもシルクの二重フリルがエレガント。普段の自分の趣味じゃないのに一目惚れしてカードを冷蔵庫に貼ってしばらく眺めるだけで我慢…。でも当時勤めていたグッチのオフィスの目の前にマレーラのお店があり、誘惑に勝てずお店に足を踏み入れ試着したら抗えず、でした。当時、グッチでは”オフィス勤務者も競合ブランドの服は職場ではNG”の社内規定があったのですが(私のチームで作った決まりでした!)、マレーラは大丈夫かな~と、自社のパンツに合わせてしらっと、着てました(笑)。フリルと共布のコサージュつきでしたが、さすがにグッチっぽくないのでほとんど使わなかったような気がしますが。

マレーラ スーツ

こちらもマレーラの夏物スーツ。ライトなブルーグレーのペンシルストライプで、微かなマーメイドラインのスカート、真っ白いボタンがアクセント。この時は、バックシームのストッキングに凝っていて、どうしてもスカートのスーツが欲しくてこれをゲット。インナーに渋めの赤のTシャツ、同じような朱赤のスクエアトウのサンダルを合わせるのがお気に入りのコーディネートでした。※ファッションブランドじゃないお仕事時代に愛用。

紺ジャケット

ベネトンのお姉さんブランドのSISLEY(シスレー)もお気に入り。値段も手ごろで仕事用に重宝しました。コットンの紺色別珍のジャケットは、襟ぐり、前立て、裾、袖口に共布フリルがついてウエストシェイプでフェミニンなスタイル。それにマックスアンドコーのブラックジーンズを合わせて敢えてマニッシュが私流。足元は、イセタンメンズ館で一目惚れして散々悩んで手に入れた、pumaのボクサーブーツ。メンズだけど幅はスリムでめちゃくちゃカッコよかったです!それに歩きやすいし暖かいし、スカートにもけっこう行けちゃうので通勤に愛用してました(事務所についたらミュールに履き替えたりして、ね)。

ベージュスカート2

シスレーの中でも飛び切りのお気に入りは、この鮮やかヴァイオレットのニットカーディガン。襟ぐりの、コットンの薔薇飾りがとにかくお洒落。ニットの素材は化繊だったと思います、わりと光沢感のある糸でした。フロントにボタンはなくてホック止め。とにかく、この紫色と薔薇のゴージャスさが稀に見る(?)素敵さで、よくいろんな人に褒められました。ボトムに黒を持ってくるとゴージャスプラスですが、仕事用には、もっぱらコントワードコトニエの麻のベージュのスカートに合わせました。黄色と紫は反対色なので、どちらかの色目を抑えれば相性はばっちり。薔薇飾りは取り外し可能で、はずすとプレーンなVネックカーディガンになるので、白シャツに肩掛けにしたり、着回し度も抜群でした。
コットンの薔薇の花が、家で洗濯していたせいで色褪せてしまい、でも大好きだったので諦めきれずに、お家で紫染料で染め直し、延命措置を施して着倒しました。

パープルコート

MAX&Co.(マックスアンドコー)も大好きなブランドで(大好きなブランド、多いですけど…)新宿伊勢丹のお店をよく覗いてました。ちょっと高めなのでほとんどセール狙い。このコートは、目が覚めるような鮮やかなパープルで、若干モヘアっぽいというか毛羽立ち感のある生地。七分袖がクラシック、大きなパープルのボタンは厚みがあって、その厚み部分は辛子色、つまり、辛子色は黄色系なので紫の反対色でめちゃくちゃアクセントが効いてました。裏地はピュアレッドのサテン地。さすがイタリア!って感じ。
でも、私は基本的に袖は長すぎるくらいが好みで(若い頃、サイズの合う服がなくて何を着ても寸足らずで悲しい思いをしたトラウマゆえ)、しかも「冬に袖が短いって寒し無理」と思いましたが、鮮やかパープルのあまりの美しさと、「今着ないともう(年齢的に)無理かも…」という切迫感もあって一度誘惑を振り切って帰ったのに、翌日またお店に戻ってしまいました。

パープルって合わせにくいかと思いきや、そうでもなかったです。

緑と紫も相性がいいので、ボトムにモスグリーンのスカートとか、コート丈がそんなに短くないのでちらっと裾の色が見える程度で、同じブランドのワインレッドのレザーのフレアスカートなんかも、意外に同系色で馴染みました。パープルとワインレッドって、色相環上はお隣ですからね!

それで、七分袖に合わせてロング丈の手袋を、モスグリーンか辛子色、あたりでずっと探していたのですが、良いものを調達できる前にコートの寿命が着てしまいました…、残念でした。

ものすごく鮮やかなパープルで、ある時、恵比寿駅の雑踏の中で、待ち合わせもしていなかった娘に見つかってしまったくらい。

私は、洋服を定価で買うことはほんとんどなくて、好きなブランドでもセール中心。それでも、こうして振り返ってみると、ファッションへの投資額はそれなり…? ある時、「ファッションに掛けてきたお金を勉強に回してMBAでも取っていたら人生変わっていたのではないか?」って自問したことがありましたが、それは、ないだろうねえ~(笑)。

私はクリスチャンなので、創造主の神様であるイエス様が自分を造ってくださったと信じています。だからって、洋服代に浪費するように初期設定されたとは思いませんが、少なくともMBAよりファッション志向に最初から造られているんだと思います、多分!


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