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臍帯血を保管した話

以前からインスタで臍帯血バンクの広告をちらほら見かけて、どんなものなのか気になっていました。

いざ妊娠してからは頭のかたすみにあったものの決断を先送りに。そうこうしているうちに、あっという間に出産1ヵ月前を迎えます。

時間がない中でいろんなこと考え、結局保管することを決めました。

この記事では、私がなぜ臍帯血を保管したのか、妊娠期間中に考えたことを書きます。


臍帯血保管のネックになったこと

費用が高い

臍帯血保管は、なんといっても費用が高いです。私たちが選んだステムセルの10年保管プランの金額は、27万5千円。

同じ時期に出産費用や入院費用も支払うので、合わせると結構な金額です。簡単には決断できませんでした。

治療できる病気は限られている

臍帯血を保管したからといって、治療できる病気は限定的です。確率にすると、かなり低い数字になるでしょう。

「わずかな確率に備えて、高額な金額を払うべき?」「同じ金額かけるなら子どもの医療保険に入ったほうが良いかな?」と何度も迷いました。

なぜ臍帯血を保管したのか

最終的に私が臍帯血を保管したのは、次の2つの理由がありました。

  • 将来の治療に使えるかもしれないから

  • 気持ちのお守りになると思ったから

将来の治療に使えるかもしれないから

臍帯血にはたくさんの幹細胞が含まれていて、赤ちゃんの白血病や脳性まひの治療に使えます。でも自分の娘がこれらの病気にかかるかどうかは、正直わかりません。

私はどちらかというと、将来の医療の進歩を期待して臍帯血を保管しました。

臍帯血があれば、研究が進められている高度な再生医療(漠然としていますが…)を受けられる可能性が上がるかも、と思ったのです。

気持ちのお守りになると思ったから

気持ちの面でお守りをつくっておきたいというのも、臍帯血保管に踏み切る大きな理由でした。

私は結構心配性な性格。「きっと娘が生まれたら『重い病気にかかっったらどうしよう』なんて心配するだろうなー」と思い、少しでも不安を和らげるために臍帯血を保管しました。

実際に臍帯血を保管してみて

今では臍帯血を保管したことを忘れてしまうほど、娘はすくすくと育ってくれています。

でも、お腹にいたときの赤ちゃんの健康状態は、生まれてるまでよくわかりません。無事に生まれた娘も、これから大きな病気にかかってしまう可能性だってあります。

でも臍帯血を保管したことで、「事前にできることはやった」と、考えられるようになりました。そういう面で保管しておいた良かったなと思います。

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