不要なものはない

ノーベル文学賞作家のパール・バック女史は、知的障害をもつ娘さんがおられ、その娘さんを名医に診せる治療費や旅費をつくるために、新聞、雑誌の懸賞に応募して世界的な作家の地位を得られたのだそうです。「私に書くことを教えたのは私の娘で、一主婦にノーベル文学賞への道を開いてくれたのです」と語っておられます。
世の中に存在するものでお役のないものはありません。だれもが人のお役に立てるのです。私ども信仰者は、何をもって人さまのお役に立てるか、常に願いを持ち続けたいものです。

『開祖随感』1966年(昭和41年)

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