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著者が尊敬する日本人ジャズピアニスト 秋吉敏子氏について【特集号】

みなさんワニちんこ(●^o^●)
ジャズピアニストのゆうこりんです。
最近【特集号】が好評なので、音楽に関係する話を沢山書いています。
本来noteを始めた目的は「ゆうこりん波乱万丈日記」の連載の為だったのですが・・・まあ、おっさんの赤裸々下ネタ日記より【特集号】の音楽ネタの方が有益ですよね( •̀ㅁ•́;) 

でも私の留学日記から、渡米の前にする準備や心構え、文化の違い等が学べまっせー( ^ω^ )ニコニコ 次回で26話目なので1話目から5話目を無料で公開、以降10話ずつセットで販売しようと思っています!(←きゃー言っちゃったー)なので、まだ読んでいない人は一話目から読んでみてくださいね!

さて、今日の話題ですが、私の尊敬する日本人のジャズピアニストは誰ですかとがしばしば聞かれることがあります。(嘘、ありません 笑 )しかし、万が一今後ゆうこが有名になって世界のピアニストになった時に、この質問をNew York TimesやWashington Postの芸能部の記者から投げかけられことを想定して今日はその練習をしたいと思います。

質問者:「アナタガソンケイスルニホンノJazz pianistワダレデスカ?」
私:「正直あまりいません。やはり私のように超一流になると見習う人があまりいないからですかね・・・」(←殴っていいです(*^▽^*))

と言うのは冗談で、尊敬する日本のジャズピアニストと言われて真っ先に挙がるのが秋吉敏子氏だと思います。

数年前に大学の歴史の授業の一環で秋吉敏子氏について調べた事があります。私はその時から彼女を尊敬しています。今日はその理由を3つ!彼女の演奏動画と経歴を踏まえて簡単に解説したいと思います。

①本物のジャズピアニストであるという事
後にも先にも彼女よりフィールが良いジャズピアニストは日本に出てこないでしょう。この動画の一部を御覧下さい。初めてこの動画を観た時はバド・パウエルかと思いました。ジャズを勉強すればするほど最終的にはニュアンスやタイム、フィールが最も重要な音楽だという事に気がつくと思います。特に日本人には本場アメリカの黒人のジャズのフィールを習得するのは至難の業です。秋吉市が別府の米軍基地で弾いていたという経歴から、アメリカのミュージシャンと若い頃に演奏して身につけたのかと察します。

②日本人としてのアイデンティティーを音楽に打ち出す
私は日本人です。ジャズをやる上で色々なハンデを感じることは多々あります。しかし、この事実は変えられない。大事なことは事実を受け入れ、最大限に私が出来る事をする事だと思います。

たまに、「日本人には日本人のジャズがあるんだ」と言って、アメリカのジャズの歴史を勉強しないで演奏するミュージシャンがいますが、これはジャズ・芸術への冒涜だと思っています。アメリカが20世紀にもたらした芸術、ジャズとその歴史を勉強し、出来るだけ本物の音楽に近づこうとした上で「では日本人の私にはどういった解釈が出来るか」という姿勢であるべきだと思います。安易にJpopや民謡をジャズにアレンジしたり、ジャズの正しいフィール、ニュアンス、語彙、アプローチ等を無視して日本人の解釈で演奏するのはあってはならないと著者は考えます。

Long yellow Roadとはタイトルからもお分かり頂けるように、アジア人の彼女が海外、アメリカで生きていく上で直面した様々な苦難を表現したと言われています。秋吉氏は満州で生まれ、戦後大分に日本に引き上げました。1956年に日本人として初めてバークリー音楽院に留学したそうで・・・飛行機で簡単に海外に行ける今とは時代が違いますから、その苦難は相当なものだったのでしょう。

日本らしい哀愁漂う旋律、しかし演奏者は一流のミュージシャン。これを日本人が演奏すると非常に安っぽくなりがちな音楽が、見事にジャズに聞こえるのです。(ちなみにサックスのルーダバキンは夫です。)なんと素晴らしい事でしょう。また彼女の他の有名な作品「孤軍」等、ビッグバンドの編成に日本的な旋律や和声を用い、彼女の日本人としてのアイデンティ−を出したものは沢山あります。この孤軍では奏楽の楽器が使われているのですが、自然にジャズに溶け込んでいるのです。管弦楽を熟知した彼女ならではの作品で、安易に和楽器を入れて、上辺だけの和風ジャズとは一線を画している事が分かるでしょう。

③努力家である
今年で秋吉氏は90歳です。以前、新聞の記事に彼女は毎日4時間?(間違っていたらごめんなさい。)兎にも角にも沢山練習するとの事。衰えないようにするためにだそうです。これだけの地位を築いた人が、まだ努力を続けているという事実に脱帽です。ちなみに(これは自慢ですが 笑)著者が8年前に日本で一番古い英字新聞Japan Timesに取材をされた時、私をインタビューをしたイギリス人の記者は前日に穐吉敏子に電話でインタビューをしたとのこと。高齢なのに受け答えがはっきりしている。そして英語が素晴らしいとのこと。努力家なのですね。

これは5年前の動画ですが、彼女の生命力あふれるピアノに驚きました。

余談ですが、秋吉氏は日本ジャズ界でも、最も経済的に成功したジャズミュージシャンで、ニューヨークのダコダハウスの近くに大きなビルを持っていると聞いたことがあります。凄い ( •̀ㅁ•́;) 以上になります。少しでも役に立った情報がありましたら嬉しいです。( ^ω^ )ニコニコ ではまた明日。

今日の写真:穐吉敏子氏が若い頃の写真・・・( •̀ㅁ•́;)か、かわいい!!

ジャズピアニスト 二見勇気
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