たまに思い出すことがある。
そうだ私はお母さんだった。
若い頃は子どもが嫌いだった。
理由はうるさくて汚くて(手でぐちゃぐちゃして食べるから)、同じ歌をサビだけ何度も繰り返して歌うから。
あと結婚するつもりもさらさらなく「私は一生結婚しません」と親に宣言していた。
確かにインド占星術で見ても私は家庭運も結婚運もまるでなしなので、結婚しない人生もあったのかもしれない。
でも奇跡的なタイミングで奇跡的に主人と出会ってしまい結婚することになった。
(18歳のときから付き合いはじめて21歳で結婚した)
親はさぞかしびっくりしたことと思う。
結婚に関してもおもしろエピソードがいっぱいあるのだけどここでは割愛。
今日は子どもの話だから。
冒頭にも書いたとおり子ども嫌いだったため結婚するときは
「子どもは作りません」というのが当初の条件の一つだったのだけど、
結婚して数年経ったある日スーパーで知らない子どもが私に近づいてきた。
(子ども嫌いや動物嫌いの人には子どもや動物って近づいてくることはない)
でもその子は近づいてきた。
今までだったら嫌悪感でしかない存在だったけどその時は全然嫌ではなくてそんな自分が不思議だった。
あれ?なんだろうこの感覚。
その数日後かな。
寝ようとしてベッドに入ったとき
「私の名前はあいだよ!今から行くね!」
という声がきこえ、(普段からそういう声はよく聞こえるので)いつものやつかなと思って流していたらしばらくして娘の妊娠がわかった。
あ、あの声は本当だったんだ。
生まれてくる子どもの性別は聞かなかったが
(だって「あい」という名前は女の子に決まっている)
やはり出てきたのは女の子で、本人が言ってたとおり「あい」と名付けた。
そんな娘は自分の名前が大好き。
娘が生まれたら生まれたでかわいくてかわいくて仕方なくて私は別人のようになってしまった(笑)
だって本当にかわいいから。
でもだからといって今でも「子ども好きです」とは口が裂けても言えない。
苦手なのには変わりはないから、人の子どもを抱っこする手つきもおぼつかず
「ゆうこさん本当に似合いませんね」
と言われるコメントに激しく納得だ。
最初に書いてた、子ども嫌いな理由について。
人間て変わるもので、うるさいのは全然気にならなくなった。
私も大声で話したり叫んだりしているのでどっちもどっちだ。
手でぐちゃぐちゃしてるやつに関しては、私もインドに行くようになってからたまにご飯は手で食べてるからこれも一緒。
ただ、同じ歌をサビだけ繰り返し歌うのだけは本能的に無理なようで我が家では
「サビの繰り返しは3回まで。歌を歌うならフルコーラスで歌う」
というルールになっている。
(少なくとも私がいるところではそうしてもらっている)
話はずいぶんそれたけど、こんなにヘンテコな私を選んで生まれてきた子どもたちにありがとう。
写真は「はいこれ好きでしょ。母の日のプレゼント」
と言って娘がプレゼントしてくれた大好きなポン太のエコバック。
心優しい素敵な人に育ったね。
私をお母さんにしてくれてありがとう。
いつも一緒にいてくれてありがとう。
ママはとっても幸せです。
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