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労働こずかい制、スタート♪

この春、長女が小学校にあがりました♪
小学生になったら絶対にやりたいと思っていたこと…それは「金融教育」。その第一歩として、我が家は「労働こづかい制」を導入することにしました。

★労働こずかい制とは?

労働こずかい制とは、お手伝いに値段をつけて、それに応じてお金を支払うことです。

毎月決まった額を渡すのではなく、その月の子どもの働きによって支払う額を変えます。ですから、たくさん働いた月は多くなりますし、働かなかった月はゼロもありえるわけです。

では、なぜ「労働こずかい制」を導入したのかと言うと、「仕事をすること(人の役に立つこと)で、お金を得ることができる」という基本を、子どものうちから知ってほしいと思ったからです。

実は、以前、一緒に買物に行った際、私が「うーん、これは高いなぁ」と渋ったところ、「だったら銀行に行って、お金おろしてきたらいいんじゃないの?」と、軽く言われたことがあったんですね。

いやいやいやいや、今我が家にあるお金は、お父さんとお母さんが働いて頂いてきているお金で、「高い、安い」は、我が家の財政状況をみながら判断しているのだよ。で、その財政状況は、お父さんとお母さんの稼ぎで決まっている。決して銀行に行けばいくらでもお金があるわけではなく、お金は仕事をした対価としてもらえるのだよ、というところをきちんと理解させる必要があるな、と感じたからでした。

★スタートのきっかけは「歯の妖精さん」!?

とはいえ、「やらなきゃ…やらなきゃ…」と思いつつ、コロナのどさくさにまぎれてなかなか実行できずにいたところ、ある出来事が起こりました。

長女の歯がはじめて抜けたのです(笑)。

歯が抜けると、昔は上の歯だったら縁の下、下の歯だったら屋根の上に投げていたものですが、最近の子は「抜けた歯を枕の下に置いて寝ると、妖精さんがコインに変えてくれる」というのを信じているようで。我が子も、しっかりと枕の下に抜けた歯を仕込んで「妖精さん来てくれるかなぁ」と、期待に胸を膨らませて眠りにつきました。

かーさん、サンタミッション以来の重大任務の発生です(笑)。

長女が寝ついた後、起こさないようにそーっと、枕の下の乳歯とコイン(100円玉)をすり替えます。

すると翌朝、歯がコイン(100円)に変わっているのに気がついた本人は大喜び!そして「早く次の歯が抜けないかな~。そしたら、またコインがもらえるのにな~」と、すっかり「お金」に興味を持った様子。

ひょっとして、今がチャンスなんじゃ…!?

すかさず私は、「歯が抜けなくても、お金がもらえる方法があるよ、それはね…」と切り出し、半ば勢いで「労働こずかい制」をスタートさせたのでした。

★まずは「階段そうじ・50円」から

お手伝いと言っても、まだ小学1年生ですからできることは限られます。こちらもお金を払うからには、しっかり役に立っていただかなくてはいけません。

そこで、今の段階で1人でできる仕事を2つ用意しました。

ひとつは「階段そうじ」(50円)
うちは猫がいるので、ほんっとすぐにほこりやら猫の毛やらがたまるんですよね。でも、なかなか面倒くさくて手が回らないところであったため、ここを引き受けてもらったらすっごく助かる!と思い、提案しました。夫は「階段そうじで50円は高いんじゃない?」という意見でしたが、私は50円払ってもいいくらいネックに感じていたので、このまま少し高めの値段設定でいくことにしました。

ふたつ目は「洗濯物配達」(30円)
これも、夫には「洗濯物を畳むところからさせたら?」と言われましたが、私的には、たたむことよりも、それをそれぞれのタンスまで配達するほうが面倒で、畳んだ洗濯物が山のようになって放置されていることが多々あったんですね。これを長女が引き受けてくれるのなら、喜んで30円払うわ!という感じでした。

当面はこの2つでいって、2年生、3年生とできることが増えてきたら、「お風呂掃除」「トイレ掃除」「洗濯物干し」あたりをもう少し単価を高くしてやってもらえるとうれしいな、と思っています。

★「労働こずかい制」を通して“物の価値”を知る

「働くことで自由に使えるお金が手に入る」ということを知った長女は、早速勤労意欲が湧いてきた模様。でも、自分のお金を手にするようになると、次に必要なのが「物の価値を知ること」です。

これについては、とりあえず長女の好きなおやつ「ポイフル」で説明しました。お店にもよりますが、ポイフルは大体100円くらい。そこに消費税が乗ってくるので、ポイフルは階段そうじ(50円)を3回するのと同じくらいの価値があるね、と。

今はまだ一緒に買物に行けるような状況ではありませんが、コロナが落ち着いたら、階段そうじに置き換えながら(笑)、物の値段を一緒に見てみようと思っています。

★お手伝いを、勉強のモチベーションに

この労働こずかい制を導入した背景には、実は、もうひとつの裏テーマがあります。それは、世の中には様々な仕事があり「できる人が少なく、難しい仕事ほど、対価は高くなる」ということを知ってほしいということ。そして「将来稼げる人になるため(対価の高い仕事につく)には、今しっかり勉強することが大事!」と、勉強へのモチベーションにもつなげてほしいということです。

まだ一年生なので、この先どうなるかわかりませんが、子どもの状況や興味に合わせて、少しずつ金融教育もやっていければと思っています。

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