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[weryfikacja 検証66]監修者による写真掲載 - ノクターン第2版
ノクターン日本語版では 第1版・第2版ともに 弟子の楽譜への書き込み部分の写真が1点掲載されています。 しかしこの写真は監修者の先生が選んだもので、もとのポーランド語/英訳版にはありません。
第1版では監修者がポーランド語/英訳版にない項目を増やしている
第1版第1刷では、写真は「演奏に関する解説」に載っています。この ノクターン 嬰ヘ長調 作品15の2, 第12, 18, 20, 48,
[weryfikacja 検証51~65] ”ossiaとして” ではない - ノクターン第2版
監修者の先生によって「ossia と」が「ossia として」に変更され、出版。
51.
演奏に関する解説
楽譜に関する注意(各巻共通部分)
2020年2月の締切時に訳者5名が原稿を提出した際、この各巻共通部分「楽譜に関する注意」で ossia「として」と訳した人はひとりもいませんでした。 原文からそのまま訳せば ossia「として」にはなりません。
英訳ではどのようになっているでしょうか
[weryfikacja 検証50] filiacja/filiation - ノクターン第2版
filiacja/filiation とは、原資料(źródła/sources)間の類縁関係のことです。 例えば ノクターン 変ニ長調 作品27の2 の原資料間の類縁関係、filiation はこのようになっています(上がポーランド語、下が英語):
filiacja(フィリアツィア), filiation(フィリエイション),
原資料(źródła/sources)間の類縁関係。
自筆譜(
[weryfikacja 検証48~49] sygnalizuje(シグナルを出す), 最頻出 - ノクターン第2版
48.49.
原資料に関する解説 (要約)
『はじめに』前半部分
黄緑色の部分
「各曲の編集(校訂)原則を要約した形で紹介する(full versionではない)。」
桃色の部分
「オーセンティックな原資料同士での内容不一致について、その中でより重要なものについて論じる。」
水色の部分
「ショパンの没後に編集された諸版に見られる、オーセンティックなテクスト(楽譜の内容)からの逸脱で最頻出の
[weryfikacja 検証47] authentic(本物の) - ノクターン第2版
ナショナル・エディションの「原資料に関する解説(要約)」では「はじめに」で、この解説はいったいどういうものなのかを整理して簡潔に説明しています。 しかし、この要(かなめ)となる部分の訳に問題が多い。これでは核心となる事柄をストレートに理解できません。
47.
原資料に関する解説
はじめに
authentic とは「本物である」ということ
autentyczny/authentic/オーセンテ
[weryfikacja 検証46] 削除”線” - ノクターン第2版
46.
原資料に関する解説
ノクターン ロ長調 作品62の1, 第15小節(右手)
「削除線のため不明瞭」は誤訳。いったい何が問題なのでしょうか。
不明瞭である理由は 「削除線のため」ではありません。線で削除 skreślenie/crossings-out した結果、その後に起こったもので、線が原因ではない。
wskutek は前置詞で、この場合「・・・の結果」を意味します。削除線が原因で
[weryfikacja 検証36~45]”弾き直す“のではない - ノクターン第2版
ショパン・ナショナル・エディションのノクターン日本語版 第2版では、脚注部分にある4か所の:
należy powtórzyć/powtarzać
should/must be repeated
繰り返して弾く(べき)
の全てが 「弾き直す」と訳されてしまっています。
その音を繰り返すのは、「もう一度響かせる」「再び響きが生まれる」のであって 「弾き直す」「やり直す」のではありません。本
[weryfikacja 検証27~35]”複数の初版“ - ノクターン第2版
ノクターン第2版 検証(27~35)
エキエル編ショパン・ナショナル・エディション日本語版ノクターン。第1版は問題が多すぎたため2022年8月に販売停止。2023年2月15日に第2版発行。「今度の第2版は大丈夫なのか?」と多くの方々が知りたがっていらっしゃり、現在検証中です。
「複数の初版」とは?
ノクターン日本語版 第2版第1刷(2023年2月15日発行)には「複数の初版」という言葉が数多
[weryfikacja 検証1~26] “保続” の大量誤用 - ノクターン第2版
ノクターン第2版 検証(1~26)
ヤン・エキエル編ショパン・ナショナル・エディション日本語版ノクターン。第1版第1刷では、監修者/担当者が訳者に何も知らせず数百箇所を勝手に変更し出版、問題が多すぎたため 2022年8月に販売停止。その後、誤った変更を元に戻し出版するという方法をとらず、なぜか訳者を変えて2023年2月15日に第2版第1刷発行。「今度は大丈夫なのか?」と多くの方々が知りたがってお
読者の皆様から監修者/全音担当者へのご質問
全音楽譜出版社
渡◯◯子様
加◯◯士様
浅◯◯希様
加藤一郎先生
セミナー(2022年10月19日大阪、20日名古屋、21日東京)には出席できないが、聞きたいことがあるという方々からご質問が寄せられました(まだ増える可能性も)。チヒさん、監修者、担当者ということですが、監修者の先生への質問が圧倒的に多いです。読者の皆様への回答をよろしくお願いいたします(最後の2つは私からの質問です)。
[セ
全音社長さんへのお手紙(抜粋・改訂)
全音楽譜出版社 代表取締役社長
◯◯◯◯様
販売停止に心からの御礼
◯◯社長さん、助けてくださり本当にありがとうございます。
8月31日に◯◯さんの秘書◯◯さんにお電話し、①心からの御礼②◯◯さんから社長さんへ伝えていただきたいことの2点をお話しできました。
社長さん、販売停止を決めてくださり心より感謝いたします。問題が数百箇所もあるものを売ってはいけない。ポーランドへお電話をくださり、
ナショナル・エディション日本語版 ノクターン ホ長調 作品62の2, “いわゆるハーフ・ペダル”の箇所について
この箇所についてはカミンスキ先生と細かくお話ししています。私はこの曲が身体の中に入っており、30年以上ナショナル・エディションでショパンの作品と向き合い、吸収し自分のものにし、各国のステージで長年ショパンとともに、またこの作品とともに生きてきました。
コロン ( : )には意味があるはず
ある方から2022年9月8日に、ハーフペダル(の箇所)は誤りとのお声をいただきました。
ポーランド語版で
ナショナル・エディション日本語版 「自筆譜清書」「自筆清書譜」はどちらも誤りではない
ある方から「自筆譜清書」は誤りとのお声をいただきました。2022年4月17日にまず「『自筆清書譜」のほうが正しいと思う」。その後 9月3日に「『自筆譜清書』の訳語の解釈が疑わしい」、そして9月8日になると「『自筆譜清書』は明確な誤り」であると強く主張される。オリジナルのポーランド語は autograf-czystopis です。
「自筆譜清書」か「自筆清書譜」か
今回のナショナル・エディション
全音HP公式メッセージ(22 II 2022)に見られる問題点
エキエル編ショパン・ナショナル・エディション日本語版。翻訳が(ポーランド語を読めない)監修者により勝手に変更され、そのまま出版されてしまう。この問題が広く世に知られても出版社は沈黙し、何の対応もなされないままでした。
全音が公式メッセージを出したのは、3か月以上も経った 2022年2月22日。2月10日に「事態は一歩も動いてい」ないこと、全音が何も対応していないことに多くの人が驚き、また翻訳者が