地下ホラー女優の素朴な生活（２）

貼るカイロたちとの遭遇

近所のホームセンターに買い物へ。
本日は、我が家の３匹の金魚のため、水槽のフィルターと水草を買いに行こうという大変ファンシーなミッションであります。
愛車のママチャリで出発。
まあなんと良い天気でありましょうか。雲ひとつない！
自作の「チャカチャカマンの歌」を口ずさみながら、冬の青空の下でママチャリを漕ぐニコニコとご機嫌なわたくし。

５分後、ホームセンターに到着。２階にあるペットコーナーへ
向かっていたその時・・・。
ある商品の棚が目の端に入った、棚、異様に黒かった。
棚ひとつ全部、黒かった。
え、なにこれこわい、見ちゃダメなやつ。
と思いつつ、好奇心に負けたわたくし、恐る恐る黒い棚に目を向ける。

衣類に貼るカイロの軍団

すんごい貼るカイロォォォォ！！！！！

ちょ、なにここ倉庫ですの？違いますでしょ？売り場やんね？
ああいけない、見つめていたら脳がグルグルする。
ゲシュタルト崩壊・オブ・貼るカイロ・・・
これはすごい。
「貼るカイロ」というより「見るサウナ」
見ているだけで全身が暖まってくる恐ろしいまでのプラシーボ効果。
素晴らしい！これで寒い外から入ってきたお客さんはあったかいよ、素晴らしい企画だオリン●ック。
にしてもすごい圧だ。これはもしかすると
（・・・発注ミスかな）
やっと冷静になってきた思考で、向こう５メートルは続く「貼るカイロゾーン」を呆然と見つめながら、季節外れに暖かい本日の気候にも思いを馳せたのである。