One Young Worldが東京にやってきます。
2021年7月、ドイツ・ミュンヘンで開催された「One Young World」に視察に行ってきました。
というのも、ちょうど開催の1ヶ月前、2022年の日本・東京開催に向けたチーフ・プロデューサーを拝命したからです。
さらりと書いてしまいましたが、このOne Young Worldという国際イベント、2022年の5月16日~19日に東京開催が予定されています。ただ、それが果たしてどれだけ凄いことなのか?どんな国際イベントが東京を開催の地として選んだのか?まだまだご存じない方も多いと思い、現地のイベントレポートも交えながら、前後編に分けてご紹介します。
One Young Worldってそもそもどんな国際イベント?
世界では、「ヤングダボス会議」とも表現されるのがOne Young World。次世代=18歳〜32歳と明確に世代が定義され、SDGsの達成に向けた具体的なアクションに世界の次世代リーダーで取り組むためのフォーラムイベントです。
毎年、世界の主要都市を巡回する形で開催され、アジアでの開催は2015年以来2度目。この7年の間にもOne Young Worldの開催規模は拡大しており、世界から(しかも!)次世代のリーダーたちが一同に集まる機会はそうそう無く、この5月の東京開催が日本にもたらすグローバル化の勢いは間違いなく大きなものになると思います。
また、One Young Worldは、BMW Group、Unilever、Deloitte、L'OREAL、pfizerといった名だたる企業をはじめ、グローバルで100近い企業パートナーが毎年の開催を後援しています。
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過去、190カ国以上からの参加者がこのOne Young Worldの場に集まり、次世代のヤングリーダーと、これまで世界を牽引してきたリーダーとの議論やワークショップを通じて、SDGs達成のための具体的なアクションを生み出してきました。果たして、その真剣度合いがどの程度の熱量なのか?具体的なスピーカーやテーマについてもご紹介します。
どんなスピーカーが集結するのか
One Young Worldでは、大きく分けて「次世代リーダー」と「各界のトップリーダー」が公式スピーカーとして参加します。
「次世代リーダー」は、"Plenary Challenge"という選考を通じて、世界の代表として公式スピーカーに採択されます。
「各界のトップリーダー」は、2010年の第一回サミットより、
が参加しており、ムハマド・ユヌス博士、ハリー・ポッター・シリーズ作者であるJ.K.ローリング氏、メアリー・ロビンソン元アイルランド共和国大統領、エマ・ワトソン、メーガン妃(サセックス公爵夫人)などが公式スピーカーとして名を連ねてきました。
日本で、18歳〜32歳の次世代リーダーがSDGs達成に向けて興す具体的なアクションを後押しするために、これだけの錚々たるスピーカーが集うイベントが過去あったのか…と想像すると、One Young Worldが日本で開催されることになった凄さというのが伝わるかなと思います。
One Young Worldで扱われるテーマとは
One Young Worldでは、キーノートからパネルディスカッションに至るまで、以下の6つのテーマを軸に展開されます。
紛争予防
ジェンダー平等
海洋問題
高齢化社会
エシカルリーダーシップ
健康格差
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各界のトップリーダーによるセッションはもちろんのこと、、世界13,000人の審査員による選考を通過し、登壇する次世代リーダーのスピーカーの中には、ここで設定された世界の課題の、”当事者だった人”も少なくありません。自身の経験を交えながら、本気で世界を良くするために、どんなアクションを起こしてきたか、起こしたいと考えているか。テーマに真正面から向き合う熱量が、他のSDGs関連イベントとは全く異なります。
One Young Worldをキーワードでまとめると…
One Young Worldをいくつかのキーワード・フレーズでまとめると、
「18歳〜32歳の次世代リーダーが主役」
「ヤングダボス会議」
「世界190カ国以上から参加者が集うフォーラム」
「SDGsを本気で達成するためのアクションと支援を結ぶ場」
あたりかな、と思います。ただ構想を発表して終わり、ではないのがOne Young Worldの最も大きな特徴です。参加者は「The Community」として、つながりを持ち続け、メンターシップやプログラム参加などアクション達成のためにその後もサポートされます。
少し、One Young Worldの概要をご紹介したところで、2021年のミュンヘン開催のイベントレポートに続きます。
▷後編、ミュンヘンイベントレポートはこちらから
One Young World Tokyo 開催概要
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