見出し画像

プチSEO対策が鍵?実名SNSアカウントを仕事で使う時に気をつけたいこと

ここ数年、就活や転職の話題になると、企業の人事部は応募してきた人のSNSの裏アカウントを調べるとか調べないとか議論になっているのを度々見かけますね。10~18歳の4割が裏アカウントを「持っている」という調査もあるので、1人の個人が匿名で複数のアカウントを持つこと自体はもう珍しくもないのでしょう。

一方、実名でSNSを使い自分の仕事に関する発信を行なっている人も増えているなという印象です。マーケティングや広告、各種コンサルティング業務など、「ご指名」で仕事を請けることが多い業界の人たちではもう当たり前ですね。特にTwitterはここ数年でビジネス系の実名アカウントが急激に増えました。かくいう私もFacebook、Twitterの公開アカウントでフルネームを掲示して仕事で使いまくっております。自社主催のイベントの登壇者の皆さんとSNS 上でやり取りすることも非常に多いです。

そんななか「イベントに参加するタイミングで実名アカウントを活発に使っていきたいけど何かコツってありますか?」と尋ねられることが何度かありましたので、今回はリアルでもSNS上でも他人に「あ!この人知ってる!」と思ってもらえるオンラインとオフラインの自分の繋げ方について、ちょっとしたテクニックをまとめたいと思います。

こんな人を想定してお話ししますね↓↓

SNSで実名(ないしビジネスネーム)、さらに顔を明かしており、仕事関係者にも投稿内容を見せてもいい、むしろSNS経由のお仕事大歓迎!な人

1.SNSの顔写真アイコンでメガネをかけているならリアルでもメガネを徹底する

実名だけではなく、顔写真もアイコンとして載せている人にまず質問です。その写真いつ撮ったものですか?1週間前ですか?5年前ですか?そう、結構同じ写真を使い続けている人多いですよね。実はそれ自体はそこまで悪くなくて、人から見てパッと覚えやすいパーツが変わらなければ何年同じでもさほど問題ないんです。例えばスティーブ・ジョブスが2007年に最初のiPhoneを発表したプレゼンと生涯最後のプレゼンは3年ほどの期間があります。毎日のように彼の顔を見ていた人なら変化を感じるでしょうが、聴衆として聞いている私たちは彼の一貫したスタイルを見て「相変わらずジョブスはジョブスだな」と勝手に思うわけです。

ただ、メガネ。メガネってどうですか?いつもかけていますか?家ではメガネだけど外ではコンタクト派や、ほとんど常にメガネだけど気合い入れる時はコンタクト派の人いませんか。アイコンではメガネかけているのに、打ち合わせやイベントでお会いしたらメガネかけていなくて誰なのかすぐにピンとこないということが非常に多いです。ジョブスもメガネかけてなかった時代とメガネ時代で全然違いますよね。仕事で会う人の顔を覚えようとする時にメガネってかなり手がかりになるので、メガネとコンタクトを併用している人はここぞという時はアイコンと統一させることを意識してみてください。

2.髪型を変えたらアイコンも変える

これもメガネと同様の理由です。とはいえ、美容院に行くたびにアイコンを更新する必要はありません。あまりにもしょっちゅう変わる顔写真アイコンもまた「赤い背景で青っぽいシャツを着てて茶髪のアイコンの人」などとせっかくの覚えてもらうヒントを相手から奪うことになってしまいます。ロングヘアからバッサリ切ってショートカットにした、黒髪から茶髪パーマにした、スキンヘッドにした、ぐらいのインパクトのある髪型チェンジがあったときだけで大丈夫です。

3.表示するアカウント名を統一する

SNSを複数使うことはもうほどんど当たり前ですが、FacebookとInstagramとTwitterのアカウント名の表記を全て同じにしておくのってつい忘れがちではないでしょうか。FacebookとInstagramはローマ字表記なのにTwitterは漢字表記とかになりがちです。せっかく実名を明かしてSNSをやっているならビジネスカンファレンスや勉強会などリアルの場で出会った人があなたについて興味を持った時にユーザー検索欄で調べやすいようにしておきましょう。必ずしも相手が使っているのがあなたがヘビーユースしているSNSとは限らないので、アカウントを実名で公開しているSNSが複数あるなら統一しておくのが吉です。「チーズケーキ大好きな〇〇メーカーの△△部員さん」のようなもともとあなたを知っている人じゃないと特定できないようなアカウント名は探すのが困難です。そこまで凝ったアカウント名にしている人はそもそも実名アカウントとしてビジネス上でSNSを使いたくない人だと思いますので、むしろ特定されないようにより凝ったほうがいいかもしれないです、笑

ちなみに、「Twitterは国内の人としか交流しないから漢字にしたいけどFacebookは国外の人とも交流してるからFBだけはローマ字表記にしておきたい」場合なんかにはアイコンだけでも統一しておくといいですよ。

4.エゴサーチの結果が恥ずかしかったらプチSEO対策をする

エゴサーチ!やりましょうエゴサーチ!これは別に他者からの評判を気にしてほしいのではありません。まず、知らない人があなたの名前を検索した時に目に入るものを把握しておきましょうという意味です。ビジネスのシーンでクールに立ち振る舞っていても、名前で検索をした結果一覧の一番上に超プライベートな飲み会の写真が出ていたらなかなか恥ずかしいです。飲み会での自分も取引先に見せたい人以外は一度検索してみて、見られたくないものがうっかり表示されていないかどうか確認してみましょう。そして見られたくないならアカウントなり投稿なりを非公開にしましょう。

ただ、私と同世代の人だと大学時代のサークルのサイトの部員向け掲示板など意外と実名が残っちゃっているわりに消すのが面倒な情報が載っているかもしれません……。見られて困るわけでもないけどちょっと恥ずかしい。そういう場合はいま実名で使っているSNSの投稿数を増やしたり、noteを始めたりするなどのプチSEO対策をすると表示順位が結構変動します。新しく活発に更新されている情報の方が検索順位の上位に表示する価値があると判断されます。実際、新しい情報の方が知りたいですしね。

以上、4つのちょっとしたコツでした。ちょっとしたものだけに見落としがちかもしれません。

今はSNSで知り合った人と仕事をすることも、仕事で出会った人とSNSでコミュニケーションが続くことも楽しめるような時代です。色々な自分を演じ分けることも魅力的ですが、オンラインでもオフラインでも「あ、あの人」と特定してもらえるのも楽しいです。特にビジネスでどんどんSNSを活用していきたい人はSNSを24時間年中無休の自己紹介プレゼンの場だと思って、まず名前やアイコンから気にかけていってみてください。ただ、この4つのコツは「名札を書くコツ」に過ぎません。実際には仕事の実績や主義主張、何気ない日常など発信する投稿が大切なのは皆さんご存知の通りです。ここから先は私もまだまだ勉強中の身ですので是非ともSNSで学んでいきたいです。すでにたくさんの先輩たちがいますので日々たくさん吸収して、多くの人に会えたらいいな〜と思っています。私のこともSNSでぜひ見つけてくれれば嬉しいです、笑

また、ビジネス用プロフィールの書き方についても以前noteに書きましたのでこちらもご参考までに。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?