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『書けるようになるラジオ』ジャケットイラストの制作過程を見ていってください

こんにちは。
2024年4月に独立した、イラストレーターのユウコチカです。
この記事ではイラスト制作の過程を載せていきます。

何かの制作の裏側を見るのがとてもすきなわたし。
どうやらこれはわたしだけではないようで、以前所属していたコミュニティでイラストデザインの相談をしたとき、ラフ画(構図や方向性を決めるためのスケッチのようなもの)を見たメンバーがおもしろがってくれたことがありました。

これが…おもしろい…?と思いましたが、そういえばわたしもイラストレーターさんが制作のタイムラプスなどをあげてると絶対見るなあと思い、このnoteでも公開できる範囲(クライアントさんの許可が取れたもの)で公開していきたいと思っています。

なぜなら、ここを「とあるイラストレーターの仕事場をのぞき見しているような場所」にしたいから。
この先、ふたのついていない飲み物やハンバーガーも持ち込み自由です。ゆっくり見ていってください。

第一弾は、4月からジャケットイラストを担当させていただいている、パーソナル編集者みずのけいすけさんのvoicy番組『書けるようになるラジオ』より、2/28放送『「定期的にアウトプットするための工夫」について話しました』の回のイラストです。

各放送回のカバー(CDでいうジャケット)となるようなイラストのことを、みずのさんと「ジャケットイラスト」と呼んでいます。

このご依頼では、わたしが番組を聞いてイメージしたものを描かせていただく流れになっています。趣味で描いていたラジオのイラストを見たみずのさんにお声かけいただき、担当することになりました。

完成はこちら

コンデジを下げておさんぽ

ソフトはAdobe Frescoで、iPadで描いています。

『書けるようになるラジオ』のジャケットイラストの最大のポイントは、ジャケットであるがゆえに、ラジオの内容を描きすぎないこと。毎回15分ほどの番組なので、まとめのようなイラストを描いてしまうと、ここで完結しかねません。ラジオを聴いてもらうためのイラストであることが必要です。

余談になりますが、イラストを描こうと思って『書けラジ』を聞いても、内容が刺さりすぎてイラストどころではなくなることがよくあります。えへへ。

ラフ画は3パターン提出しました。
ラジオのなかの「首からコンデジをさげて、日常のちょっとしたことをパッととらえられるかどうか」という内容からイメージしました。

パターン1
パターン2
パターン3

クライアントさんによって、ラフ画のスタイルもさまざまですが、みずのさんとは過去にも何度かお仕事をさせていただいていることもあり、ラフのラフ…のさらにラフくらいのあらびきに近いものを見ていただいています。

パターン3をえらんでいただき、清書スタートです。

まずは線画を描きます

シンプルなイラストですが、コンクリートブロック塀や外壁の資料を集めて描いています。たくさん見すぎて、いつか家を建てるならこういう塀にしようというものが見つかりました。

葉っぱ部分を着色

着彩は水彩ブラシを使用しています。思うようなニュアンスが出なくて、何度もやり直しました。葉は奥深すぎます。イラストレーターのみなさんは、さらっと描いていますが、あそこには叡智が詰まっています。

アパートを着彩

アパートは背景の一部ですが、アクセントにしたかったので、大好きなメキシコの外壁の画像を集めて参考にしました。ラフ画と比べると、手すりなども変わっています。

影、地面、ネコチャンを着彩

バランスを見ながら、どんどん塗ります。

タイトルなどの文字を加える

完成です。
これ、実は途中まで、塀を着彩する方向で進んでいました。

チェック柄のようなコンクリート塀がかわいくてすき

最後はみずのさんにどちらがいいか選んでいただきました。

タイムラプスで見ると、迷ったりやり直したりがよくわかりますので、よかったらどうぞ。2分あります。
とおもったのですが、note初心者すぎて動画投稿がぜんぜんわかっていません。
たぶん別記事で投稿します。

今後もたくさん描いて、お届けするのがたのしみです。わいわい。

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