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雨音だけが彼女の味方

よくわかんない気持ちを抱いて
ずっとぐるぐるしています

コトバにすることが好きな彼女は
必死で気持ちをコトバにしようと
スマホを右手で持ってみても
なんだかしっくりこなくて

この感情をコトバにすることも憚られ
なんて説明したらわかんなくて
彼女はたくさん戸惑ってた

わかんない
わかんないや
わかんない
わかんないや

この気持ちを
解明してくれる人を探して
出逢った曲を聴きながら
おかしいこともわかんないことも
歌詞にしてる曲に出逢って
そんな詩もありなんだなって思って

それならコトバにできるかなって
彼女は音楽を聴きながら
リビングの床に寝そべって
コトバを紡いでいたみたい

わかんない
わかんないや
わかんない
わかんないや

低音のベースだけが
心地よく感じる雨音が奏でる朝

まだ眠りたいのに寝れないから
コトバにして
ほんとはすっきりしたかったのに
それもなんだかできなさそうだけど

わかんない
わかんないや
わかんない
わかんないや

ぜんぶ削除したくなって
ほんとは消したくなくて
削除したって
消えないコトバと
消えない気持ちと
伝えた事実が残るの知ってるから

ひんやりした6月の朝
雨音だけが脳の冷却
すこしだけ手伝ってくれそうだって



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