精神・発達障害者しごとサポーターのグッズ

企業における障害者雇用の取り組みが進んでいる中、
特に精神障害や発達障害者の雇用が進んでいます。

しかし、精神・発達障害者の職場定着は、
他の障害種別の障害者よりも職場定着が難しいと言われています。

職場定着に至らない要因はいろいろなものがありますが、
その特性を踏まえて、どこの職場においても、
活躍できること職場を目指していくことが望まれています。

そのため職場での精神・発達障害者の理解を促進するために、
【精神・発達障害者しごとサポーター養成講座】が設けられています。

学びの場がたくさん準備されている

この【精神・発達障害者しごとサポーター養成講座】は、
地域の集合研修の他に、企業に出向く出前授業も準備されており、
さらにeラーニングでも学べるようになっています。

はじめは、H30年から精神障害者が雇用率に参入するための
アピールかな・・・と思っていたのですが、
年々、学べる場が増えてきており、
厚生労働省が力を入れているのがわかります。


また、おもしろい取り組みが、この講座を受講した人に
サポーター意思表示グッズを渡すというものです。

サポーター意思表示グッズ

養成講座を受講すると、職場内において
「精神・発達障害に関して一定の知識、理解がある」
ということを意思表示するためのグッズがプレゼントされます。

グッズとしては、次の3つが準備されています。
・ネックストラップ
・小型シール(名刺等に貼って使用)
・大型シール(パソコンのフレーム等に貼って使用)

意思決定ツール

出典:精神・発達障害者しごとサポーター意思表示グッズ(厚生労働省)


「精神・発達障害者しごとサポーター」の目的は、
精神障害者が職場で働きやすくするために、
職場において同僚や上司が
その人の障害特性についての理解を推進するものです。

特定の誰かを専門的に支援するものや、
特別な資格制度とはなっていません。

特別な「専門的支援者」というよりも、
サッカーチームのサポーターなどのようなイメージで、
この応援者が職場に増えることで、障害の有無に関わらず、
職場の雰囲気や人間関係が良くなり、
精神障害、発達障害者を含め、
働きやすい職場環境が広がることを期待するものとなっています。

こういう障害者を支援しますというよりも
ゆるい感じで、暖かくサポートできる雰囲気作りができると、
きっと働きやすい職場になるんだろうな~と思います。

ネーミングがもうちょっとカッコいいと
さらにいいと思いますが・・・、
このグッズの取組、いいなと思いました。


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