福祉事業所もオンラインで学びの場が広がっている

新型コロナがで緊急事態宣言が出されて、約1ヶ月。
福祉事業所でもオンラインで学びの場を提供するところが
増えてきているようです。

発達障害などを抱える子どもに向けて、富山市の施設がインターネットを活用した訓練プログラムを始めています。これは、富山市のヴィストカレッジ富山駅前校が、施設に通う小学校1年から高校3年までの子どもを対象に先週から行なっているものです。インターネットのビデオ会議システムを活用して、施設でおこなっている集団行動や集中力を高める訓練を自宅でも受けることができます。

出典:WEB会議システム使い自宅で訓練(日テレNEWS24 2020.5.4)

この出典元には、動画もついており、
支援の様子も紹介されていました。

また、就労支援事業を行う株式会社manabyでは、
創業時から障害者への在宅就労訓練を提供しており、
就職者の23.2%(※2020年3月時点)がテレワークで活躍しているそうです。

外出自粛が続く中、自宅にいながらITスキルを学び、
働くための準備ができます。

ここを活用しているある利用者の方は、
特別支援学校を卒業後に卒業後に訓練を開始。
週に一度事業所に通所しながら、
残りは在宅訓練でWord、Web制作、動画編集を学んでいるそうです。
いまは就職に向けた準備として、履歴書作成や自己理解を深める訓練を行っています。

在宅訓練中のKさんが初めて就労移行支援を知ったのは、特別支援学校高等部2年のとき。先生に紹介されてmanabyの事業所で実習をすることとなりました。
進路に悩みながら、漠然とパソコンやITを学んでみたいと思っていたKさんにとって、ITスキルを学べるmanabyの訓練はぴったりでした。「テキストなどの文字を読むのが苦手なのでナレーション付きの動画はわかりやすく、とても面白い」と感じたそうです。


出典:【在宅事例】学校とは違う、人生の学び場-Kさんのはなし(manabyホームページ)

また、発達障害者の就労支援をしているKaienのYoutubeでは、
現状の障害者雇用、採用に関する
独自に調査した結果が公開されています。
(対象は、保護者向けのようですが、現状を知る上で参考になると思います。)


これらの情報を見ていると、
障害者教育や福祉分野でも確実にオンラインで学ぶことや
在宅で働くことの準備がはじまっているなと感じます。

そして、障害者雇用の分野では、
まだあまり進んでいないIT・WEB業界での
職域をたくさん見つける&増やすことが大切になってくると思います。


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