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星園祐子の死生観 〜だからレガシーソングを書きたい

作曲家 星園祐子のライフワークと位置付けている、個人向け作曲サービス「レガシーソング(あなたの人生を遺産にする曲)」について連載をしています。

👇これまでの記事はこちら👇(そもそもレガシーソングって何?って方は最初の記事から読んでね)


さて、ここ2日ほど横道にそれておりましたが、レガシーソングシリーズに戻ります。

今日はこちらの記事の続き。

遺産とは、「死後に残した財産」のこと

その中で、

「死」への恐れから人々を解放することが、私の使命だと思っている

という話を書きました。

(新興宗教を立ち上げようとか思ってるわけではありません。私に出来ることは、自分の生き様を発信することと、曲を作ることだけです)


今日はここをもう少し、掘り下げてみたいと思います。


もちろん、私だって死は怖いですよ。死んだ後どうなるか分からないですからね。想像すると、気が遠くなりそうになります。

死に至る痛みとか苦しみは、本気でこわいし。。。😨

でもね、多分普通の人に比べて、「死」そのものは怖くないのかなと思っています。


というか、人は死ぬんだ、「生きてる」から「死ぬ」し、「死ぬ」から「生きてる」んだ、

ということが、腑に落ちていると思います。


「生」と「死」はどちらもただ「ある」もの。

どっちが良いとか、どっちが重いとか、どっちが美しいとかなく。


「死」があるから「生」輝く、というのもその通りだと思うけど、別に「生」を輝かせるために「死」があるわけでもなく、

どちらも「ただある」という感覚です。


冷たく聞こえるかもしれませんが、私はそうだと思っています。(だから死んでもいいとか、悲しくないとか、そういうことではないですよ。悲しいのは悲しいよ!)


「死」そのものも美しいと思うし。(人の死にまつわるストーリーは、とても悲しいけれども、深く心を打ちますよね。そういう意味での「美しい」です)


なぜこれが腑に落ちたかと言うと、ひとつには以前の記事に書いた「宗教観」がやはり大きいと思います。

(この記事とても反響大きくて、スキも過去最多かも)


でもそれだけではなくて、それに加えて「40代での両親との死別」という【実体験】がやはりとても大きいかなと思います。


両親と歳が離れていたので、母は81歳(私が40歳の時)、父は91歳(私が43歳の時)でした。

母はもっと生きると思ってたからビックリはしたけど、でも道半ばとか若過ぎる死というわけではなく、2人とも人生全うしたと言える年齢での死でした。


私ぐらいの年齢だと、たいていは

・両親の死を体験していない
・早過ぎる死という衝撃的な体験として経験

のどちらかです。私のように「人生を全うした両親との別れを40代で経験する」というのは珍しいケースかと思います。


この経験があるから、私は死を「どうしようもなく悲しいもの」でもなく、もしくは「未知の全然わからないもの」でもなく、

身近にあるものとして淡々と受け止めているのだと思います。(それが良いとか悪いとかではなく、私の場合はそうだった、ということです)


もちろん、ただひたすら淡々としていたわけではなく、それによる心の揺れ動きも経験し、それを歌にして昇華することも経験しています。(これはまた別記事で書きます)


特に母が亡くなった時、

自分の根っこがなくなったような感覚

がありました。


でも少し経ってから、

生きていた時よりもいつでも話せるし、いつも見守ってくれてる感覚

が出て来ました。


そして今思うと、母の死というのは

お母さんからの見えない影響からの解放
     ↓
「お母さんのいない自分」という新しい人生のスタート

だったと思います。


それほどガチガチに厳しかったわけでも、束縛されていたわけでもなかった私ですら、やはりどれだけ母の目を気にして生きていたか、いなくなってから気付きました(結婚して独立してからもです)


ある意味、亡くなった時に初めて「お母さんは私の人生に一切口を出さず、ただいつも近くで温かく見守り応援してくれている」という、誰もが理想とする状態になったような感じです。


この経験から、

「死」=「生」
「終わり」=「始まり」
「破壊」=「再生」

という公式が、自分の中に自然と芽生えたような気がしています。


言い換えると、

死、卒業、破壊などの「終焉」=「自由になる」

という感覚。


これらは恐らく、実際に経験してみないとわからないことだと思うし、読んでもピンと来ない方も多いのではないかと思いますが、それでいいと思います。


ちなみにこの辺りの話は、先日のYouTubeトーク&ライブで篠原正司プロデューサーに掘られて初めて自覚できたことです。

もう少し理解したいなと思って下さった方は、ぜひこちらのアーカイブを見てみて下さいね。(32:00ぐらいから。頭出ししてあります。トークは15分ほど、その後3曲歌っています。「mam」/Gemini も初めてセルフカバーで歌ってるよ)



今日はちょっと長く、そして取り留めなくなってしまいましたが、私が「死」というものに対して、恐らく普通の方とは違う感覚を持っていることを解説してみました。


そして、そんな「生」と「死」に対してフラットな感覚をもっている私だからこそ、皆さまの「人生」を「遺産」として残すお手伝いができるのだと思っていますし、

この「レガシーソング」制作をライフワークとして、自分の命(時間)をかけたいと心から願っています。


今日も最後までお読み頂いてありがとうございました!

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