日本画ワークショップ@北上市文化交流センター さくらホール
さくらホールの20周年イベントでは沢山のワークショップが開催されており、その中に日本画のワークショップがありました。
金箔、銀箔に、日本画絵の具を使って紅葉を描くというもので、これは娘たちにもよいのでは?と娘2人を参加させてみました。
講師は日本画家 小田島春華(おだしまはるか)さん。
さくらホールや、北上市内、盛岡等で個展を開くなど精力的に活躍中の作家さんです。
小田島さん(insta):https://instagram.com/oh.odashii
参加費2人で300円?よ、よろしいのですか?!
と驚きつつ…皆でしっかり楽しみました。
小田島さんによると、日本画の絵の具の材料は、
鉱石等を原料とする岩絵の具と、
土を原料に一部顔料を混ぜた水干(すいひ)絵の具
の2つがあるそうで、
今回は水干を使いました。
この水干に、
動物の骨や皮などを煮出したタンパク質を主成分とする膠(にかわ)を混ぜ合わせ、
指でこね、水を加え、
また指でこねると完成するそうです。
今回は水干絵の具を使って、指での絵の具作りにも挑戦。
小田島さんは説明しながら乾燥膠を取り出し、グツグツお鍋で煮て膠液を作ってみんなの席に配ってくれました。
顔料の粉に膠液を数的垂らし、
人差し指を添えた中指でこねていくのですが、
できた絵の具の美しいこと!
自然土や、動物の命を頂いて出す色だからでしょうか、、、何とも鮮やかで尊い色。。
もちろん顔料など人工的に出来るのでしょうから純粋に自然物ということはないと思うんですけど、
私の手持ちの絵の具と比べても日本画の絵の具は美しい気が。。。
そして二本の筆を使って、一本で色をおいて、もう一本でぼかすことを繰り返して紅葉完成。
ものすごく内容の濃いワークショップでした!
子供たちも楽しんでましたので、
もしまたワークショップがあれば、
日本画を始めたい方だけではなく、
美術を志す学生さんや、
色々体験させたい子育て世代のご家庭にもお勧めです。
小田島さんは来年の夏
北上駅前のおでんせ最上階にある
諄子(じゅんこ)美術館で個展をされるそう。
個展のご盛況をお祈りしております。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?