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雨水。太陽は魚座へ。風から水に、そして空間も時間もない世界へ。

今夜、太陽は、大盛り上がりの水瓶座祭りを、先に抜けて次のエリア魚座へと到着します。

ホロスコープの盤の上を、1年かけて1周する太陽、魚座の始まりは黄経330度。円の終わりまで、あと30度。魚座は12星座最後の旅路を担当します。

春分点を起点に、宇宙へと投げ出された魂は、弾けて、地上に落ち、発芽して、根を伸ばし、葉っぱを広げ、蕾を点け、花を咲かせて、交わって、実を結び、次の種を落とす。

これを人の旅路に例えると、暗闇で自分の正体を探すところから始まって、身体感覚を駆使して、地上にいかに根付くかを試行錯誤し、知識を増やし、居場所を確認し、自分を演出することに夢中になり、それを反省して自分を客観視するようなり、他者と出会い、混ざり、精神的な高みを目指し、実際の社会で役立つ存在になる。

ここまでが、1番目の牡羊座から10番目の山羊座までの道のり。

11番目と12番目は、少し、というか、だいぶ毛色が違ってきます。

天から降ってきた魂が地上での “落としどころ” を見つける地点が山羊座だとすると、それ以降の2つのエリアは、全てを統合して、全てのしがらみから解き放たれ、“昇っていくところ” です。

11番目の水瓶座では、地のエリアにあった “空間”を手放しました。そこにいなくてはならないとか、ここからここまでとか、場所というものの概念が、“ここ” だけではなく同じ時間に、そこにも、あそこにも存在する世界で、ここでは、共鳴によって瞬時に繋がることができます。

そして、オーラスの12番目の魚座は、

山羊座までの世界にあった “空間” を手放し、水瓶座にあった “時間”までも手放そうとするのです。

いったい、何がしたいの?と地上人としてはツッコミをいれたくなりますが、

魚座のエリアは全ての統合の場所、ということを考えてみると、一つの円を12に分割して経験させられた魂の課題は、最終地点でまた一つにならなければならない。ということなのでしょう。

10までの “積み上げる” という体験では、土星の下の、その場所の、その時代の、ルールの支配下での経験を完成させました。11のエリアでは、天王星がどんなところでも変わらない普遍的な価値観を求め、更に12番目のエリアでは、海王星が、空間も時間も全ての縛りを溶かして再び一つの円になる。というように、仕向けていく流れのようです。

地上から見上げる太陽は1年で1周して、再び、起点の春分に戻ってきます。

溶けて統合して、何も無くなって、また宇宙の闇に放り出される。

魂の旅路は、まだまだ、続くようですが、

生まれた時の自分の太陽は、この旅路をどこから初めて、どの道順を通って、どうやって魂を磨いていこうか、という方向性を示してくれています。

当然のことながら、魚座の太陽を選んだ人たちの目的は、全て無くなる、ことではありません。あらゆるしがらみから解き放たれた感覚と視点を持って、純粋な生命として、この地球上での使命を探していくことになるでしょう。

魚座の太陽を選んだ人も、1歳~30歳までには、次の星座牡羊座の性質を取り込みにいきます。

どこから初めても、最終的には一つの円になることを目指していく。

一度がダメなら、二度三度、どころか、何千回、何万回と、円を完成させるまで、繰り返しチャレンジしているのが、今この地球上にいる愛しきお仲間たちということです。

牡羊座の最後の度数を今生の太陽に選んだわたしは、すでに、3エリア目の双子座を快進中。コンプリートを目指すべく、その他の天体の経験と、それでも足りないところは、お仲間の力を借りて、この肉体の地球時間が終わるまで、経験し尽すつもりです。

1年に一度、太陽が自分の下に還ってくるお誕生日には、このエリアの、この度数を選んできたのは、なぜなのか?そんなことを問い直してみる。絶好の機会です。

間もなく、太陽は魚座の1度へ。

360度分の1のあなたの太陽のシンボルは『公共の市場』

風の吹いた後には、秩序や価値観が崩れ、あちこちで、口々に好きなことを主張し合う人たちがいます。私たちこそが時代の最先端を行く者たちだ、これこそが本物だ。と。でも、そんな人たちの言うことも、やがては風化していくことをあなたは知っているのでしょう。嘘も本当も入り混じった中から『真実を見つける』それは、途方もなく難しい作業のように思えますが、あなたは長い時間をかけて、じっくりと流れを観察しながら、時には、というか、しばしば雑多なものに飲まれてしまいそうになる、という経験を繰り返しながら、やがては何ものにも捕らわれない独自の価値観を手に入れることでしょう。お誕生日おめでとうございます。どれぐらい魂は磨かれ、成長を遂げられたでしょうか?どうぞ、ここからもあなたの計画の通り、スルスルと泳いでいってください。今の景色を楽しむこともどうぞ忘れずに。


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