私には夢がある。
記事タイトルの通りだ。
私には夢がある。
もしかしたら「夢」と呼ぶほどたいそうなものではないかもしれない。
どちらかというと「目標」に近い概念であるように思う。
というのも、それは一見、実現しようと思えば今月中にでも実現できそうな、特に困難な条件もなく、お金を払えば誰でもできるようなことに見えるからだ。
しかし、私はあえてこれを「夢」と呼びたい。
大小たくさんある「夢」のなかのひとつとして位置付けておきたいような、簡単に手が届きそうで、ある意味自分の行動次第では永遠に手が届かないような、そういう性質のものだからだ。
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さて、結論から言うと、その夢とは
【Tシャツやタンブラーに印刷して、それが5,800円くらいで売られていても欲しいと思うようなイラストを描きたい】
ということである。
・・・おわかりいただけるだろうか?(絶妙な値段設定!)
今の世の中、個人でも、ロット数1個からでも、好きなイラストをプリントしてTシャツやタンブラーを作ったりすることはとても簡単にできる。
パソコンにイラストを取り込んで、ネットで適当な業者さんを選んで、クレジットカードでお金を払うだけだ。数週間もすれば家に届くだろう。何も難しいことはない。
だから、私の夢は「オリジナルイラストでグッズを作ること」そのものではない。
作って満足というわけではなく、それに「物そのものと手間/サービス代」以上のお金を払っても、めちゃくちゃかっこいい。欲しい。って自分が思えるほどのイラストを描きたい。ということが、この夢の動詞部分である。
なにも、将来はプロのイラストレーターとして生計を立てていきたいとか、そういうことを目指しているわけではない。
ただ、自分で自分の描いた絵に大満足したい。
そこそこ値がはるプロダクトに印刷してもらっても「遜色ないと自分が思える」ような絵が描けるようになりたい、と最近明確に自覚するようになった。
それって、ある意味すごく「夢らしい夢」じゃないかなぁなんて思ったりもする。
だって、「〇〇で優勝する」というような、自分以外の他者や環境による外的ファクターが限りなく少ないでしょ。
自分がやるか、やらないか。
それだけ。
そしてどうやら、絵は描けば描くほどうまくなるものらしい。
長期連載している漫画で、1巻と最終巻で絵柄が変わらない漫画家さんを見たことがないように。
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で、ここでたぶん気になってくるのは
「一体どんな絵を描こうとしているんだ?」
ということではないだろうか(いや、そこまで興味はないかな笑)。
今すごくハマってるのは、「シンプルで、モノクロのイラスト」。
色塗りもうまくなったらそりゃあいいに決まってるけど、私はTシャツやタンブラーにしたいのだ。あんまりごちゃごちゃしてたり、色にこだわりすぎたら使いづらい。
(その前に、塗りを極めようと思ったらハードルが高すぎてもう心が折れそう)
で、描いてみて思うのが、最低限の線で描かれているシンプルなイラストほど、いいかんじ描くのはめっちゃくちゃ難しい。ということ。
振り返ってみれば、誰にでもこんな記憶があるのではないだろうか?
すっごくシンプルな黒一色の線で描かれたプロの絵を見て、「なんや、こんなん私でも描けそう」と思ったことが。
これね、一回ゼロから描いてみたら、そんな自分がいかに浅はか・オブ・浅はかだったかがわかる。
まずモチーフがあるとして、それをみながらスケッチするでしょ(いや、まずモチーフを選ぶところからその人のセンスが存分に発揮されると思われる)。
で、最低限の線でシンプルに描こうと思ったら、その目に見えている無数の線の中から、どの線を選ぶか?という場面で、「もうこれしかありえません」という至高の最上級の線を、一本だけ選ばないといけないわけですよ。
これは・・・・画力・・・デザイン力・・・想像力・・・クリエイティビティ・・・めっちゃ必要だわ・・・・・・・。
って感じ。
シンプルな絵を自分なりに描くのってか〜〜なり鍛錬が必要だと思う。
そんなわけで、いつか必ず向上してくるであろう(?)画力やデザイン力に、なるべく早く出会えるようにと願いつつ、ちまちまと絵を描いている。
今まで動物ばっかり描いてたけど、最近はちゃんと人間を描けるように練習してる。
最近描いたやつ☟
おしゃれなファッションイラストよりも、スポーツしてる場面を描くのが好き。
あと、こんなんも☟
人の顔はマンガみたいに描き込まない路線でいこうと思って"点目"にしてるけど、承太郎はやっぱり点目では迫力がなさすぎるので、もうちょっとしっかり描いてみたw
さて、ここからどこまでうまくなるだろうか・・・・。
「ちゃんとした生地のTシャツ」に自信を持って印刷できるような、納得のいく絵が描ける日は果たしてくるのだろうか・・・。
その前に、ステッカー作ってみたい。
イケてるステッカー作るの憧れなんだよね。
「自分らしい絵柄」ってどうやって作っていくんだろうか。
まぁ、気長にやっていこう。
っていう、趣味の話。
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