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「やりたいこと100のリスト」は一気に書かない。

2016年になり、「やりたいこと100のリスト」を作っている人をSNSなどでけっこうよく見かけます。

私は特に100個!とは厳密に決めていませんが、一時帰国中にやっと買えた安藤美冬さんプロデュースの『20代のうちにやりたいこと手帳』のやりたいことリスト欄を使っています。

これ書き始めて思ったのですが、いきなり100個書き出すのはけっこう大変です。私はわりと色んなことに興味があるほうだと思うし、今アメリカに住んでいるせいで物理的に"今すぐはできないけど、帰国したら絶対やりたい"みたいなまさにリスト化したいことも多いけど、15個目くらいからちょっと"無理やり絞りだした感"のあるやりたいことになってくるんですよね。

たとえば、○○に行きたい、とか、○○を色んな場所に変えたらめっちゃ項目稼げると思うんですけど、なんかそれ言い出したらキリない、みたいな。そもそもリストを埋めることは目的ではありません。。

だから、最初はもうほんまにこれ!っていうやつだけを書き出して、あとは思いつくたびに追加することにしました。

そうすると、FBとかツイッターとかで誰かの投稿を見て、「おっええなこれ」ってinspireされたときとかに、「リストに追加だ!」ってなるんですよね。

そういうひらめきって、すごく自分の本当の興味とか好きなものを反映していてpreciousなわりには、ちょっと違うこと考えたらすぐ忘れちゃったりする儚いものでもあります。だからその都度メモをとるのってすごい大事です。

また、そうやって「リストを育てる」ことをいつも頭の片隅に置いておくことで、自分の心が求めているものや本当は憧れているものとかにいつもよりちょっと敏感になる気がします。

ノートをあけて、よし100個書くぞ!って始めたら絶対浮かばなかったやろうなと思うけど、机に向かってないときだからこそ思いついて追加した、ちょっとわくわくするやりたいことのいい例があります。

友人とケンブリッジに行った帰り、その日見たポストカードのことをなんとなく考えてて、でも家族以外に誰に書こうかなと思ったときに、昔からお世話になっている剣道部のときの先輩とこの冬帰国して会った際、俺はすごく手紙を書くのが好きなんだと言ってた話を思い出して、今までその人に年賀状以外の手紙を出したことはなかったけど、彼にカード書いたら喜んでくれそうだなーと思いました。

それで、アメリカなかなか行かんやろうけど、もし行くことがあれば実は野球めっちゃ好きやからNBLとか見たいなーって言ってはったのも思い出しました。その日見た中にFenway park(すごく歴史のあるBoston Red Soxのホームスタジアム)の綺麗なポストカードがあったから、次またボストンに行くときはFenwayのカードを買って、絶対に先輩に手紙書こう!ってちょっと楽しい「やりたいこと」が生まれました。

こういう感じで、ちょっと思いついた「いいこと」を少しずつ貯めていく気持ちでやりたいことリストを育てていくのはとても楽しいです。

何かに煮詰まったときとか、日常に疲れたときに、まだ達成してないけど自分の心が本当に求めているものが厳選されたそのリストを見てると、こんな楽しいことがたくさん待っている未来は希望に満ち溢れているという気持ちにすらなります。

これ2016年の間に何個達成できるのかわからないけど、こうやって文字にして"表明"するだけで、意外に達成できそうな気がするから不思議です。

2016年の12月に、実現したwantの数を数えるのも楽しみです。


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