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誰かの第20章と自分の第1章を比べない
私の生活とよりリンクするように、なるべく画像は自分で撮った写真を使いたいと思っています。上の写真はは私の部屋から見える景色です。ついにこの冬で初めてしっかり雪が降っています。今はもっともっと積もってきました。明日は愛車を救出するために雪かきしないと・・・。
20代手帳には「やりたいことリスト」のほかに、「やめることリスト」の項目もあるのでそれもちょっと使っています。その中で、最もそろそろ本気でやめたいと思っているのが、「つい人と比べてしまう」ことです。
もうほんとに当たり前のことなんですが、人と比べて自信をなくしたり落ち込んだりすることほど人生において無駄な時間はないですね。
例えば仕事とかスポーツの試合とか、選ばれる必要があるものに挑戦するときは人と比べて自分に足りていないものを見つめる必要があることもあります。
でも、たいていの日常生活で自分の脳内で行われる他人との比較は、概して意味のないものであることが多いと私は思います。とはいえわかっていても、私は無意識に人を気にしてしまうのがなかなかやめられません。
アメリカに来て、その傾向はさらに顕著になったように思います。なぜなら日本ではもう社会人だったので、学校の中のような年齢で横並びのシステムからは少し距離を置き、かつもう苦手なことはわざわざやらなくてよくなっていたからです。
でもここでは、自分が苦手なこと、知らないこと、うまくできないことの荒波に嫌でも毎日数え切れないほど直面せざるを得ない状況になりました。そうするとすごい苦しいので、自分にとっては大きな悩みなのにそれに全く悩んでいない周りの人を見てるとすっごいうらやましくなるんですよね。
例えば、ATのプログラムの学生たちはほぼほぼアメリカ人なので、みんな英語めっちゃうまいんです。まぁ、彼らは母国語でネイティブだから当たり前なんですけど。
でもinternationalであるとかはもちろん関係ないので、同じ評価同じ課題同じ勉強をしていて、第二言語という大きなburdenがないクラスメイトたちがうらやましく思えてしまうことは何度もありました。
そもそも私はアメリカの高校生も大学生もしたことがないから、部活の仕組み、学生スポーツの大事さ、外部のコーチが全部のチームにいること、ATルームのシステムなど、授業で聞いてても全くそれがどういう雰囲気なのかイメージもできないことに最初はとても苦しみました。
さらにクラスにはPT(理学療法士)の子がいて、私は英語が大変とか概念のイメージができないとかで悩んでるのに、彼女は最初のセメスターの時点から筋肉とか骨のこととか、スペシャルテストとか、リハビリのこととかすでに全部知ってたんですよね。
もちろん私だけでなくほかのクラスメイトも彼女と比べたりする必要はないんですけど、やっぱり周りと比べて自分だけうまくできないとか、わからないとか、知らないとか、毎日そういう状況っていうのはなかなか心地いいものではありません。頭では自分は自分ってわかっていても、常にそういう日々の中にいると、自分では3ヶ月、半年と経つごとに着々と成長を感じていたとしても、なんか自分なんてクソ全然やんって落ち込みそうになることはよくありました。
そのときに、冒頭のタイトルの言葉を何かで見ました。
Don't compare your chapter 1 with someone's chapter 20.
この言葉はとても胸に響くものでした。確かに、アスレチックリハビリテーションをアメリカでやることに関しては彼女や周りのクラスメイトたちは私より先に行っているかもしれないけど、それだけのことだと。Athletic Trainingという本の中では、私はまだ前書きからエピソード1くらいのところなだけなんだなと思えました。
別に今ここでポテンシャルを発揮できてないからといって私の20何年間が無駄だったとか私何をしてたんだろうとか、そんな風に思う必要は本当になくて、他の本だったら私のほうが全然先に行っていることもあるし、もう全ての事象に関してこれは当てはまることだと思います。
どの分野でも、先に始めて自分より高いレベルにいる人はいるものです。全てで誰にも負けないとか100%不可能です。
だからこそ、私は自分ならではの強みを作りたいと思って、何か一つの分野だけに絞って勝負するのではなく、複数のトピックを掛け合わせて自分だけの得意分野を作って、仕事をしたり視野の広い人生の充実を求めたいと思うようになりました。(安藤美冬さんetc...の著者などからも影響を受けました)
それが今の、看護師というバックグラウンドにスポーツ医療と海外経験を乗せてみようという選択に繋がっています。
まだまだ志の途中なのでこの壮大な計画が最終的にどこに繋がっていくかはわかりませんが、目の前のことを身近な人とだけ比べてくよくよしたりするのはやめて、自分は自分の山でどこまで登ってこれたかを常に指標にしてこれからも頑張っていこうと思っています。
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