真の記憶術シリーズ1.京都観光は奥深いです!の巻
「記憶術」が「暗記術」でないことは大事!
さて、だんだんと怪しさ度合いが増してきたみこちゃんの記憶探究の道ですが、ここで、ちょっと揺り戻し的に冷静に考えてみたいと思います。
何事にも極端なみこちゃんは、もしかすると、世界のすべてを暗記で克服しようと考えているのではないか、そう疑い始めた人もいるかも知れません。
でも、違います!
前にちらっとご紹介した数学は暗記だというこの本ですが、これはちゃんと読むと、実は暗記のすすめではなく、真の記憶術の獲得のすすめだと分かります。
この本は非常に問題提起としてとても面白い問題を含んでいる(人工知能で問題としないといけない、チューリングテストへの反論である「中国人の部屋」問題はまさにこれだなと思います)ので、また別記事で書こうと思っています。
数が少なければ暗記で人生乗り切れるかというと……甘くなかった
下手の横好きレベルなのですが、数学的に考えることの好きな文系みこちゃんが、まず離散数学の「組み合わせ爆発」というのを使って暗記万能の考え方は破綻することを示します。
大切なポイントは、暗記作戦だと数が少なくても、やり始めてすぐ破綻する、とういことです
まずは、この動画をご覧ください。
めちゃアニメがかわいくて、見てると時が経つのを忘れます。
端折って解説します。
たった6X6ですでに5億通りです。
なんだか、7X7はもう、デスクトップパソコンが壊れそうですね。
それでも、おねえさんは続けます。調子に乗って9X9に手を出します。
棋士(将棋盤)やタクシー運転手(京都)は暗記とは別の真の記憶術を知らないうちに実践している
ということで、おねえさんの探究は続くのですが、現実世界に戻って、じゃあ、みんな一度は行ったことのある人が多い京都観光を考えてみましょう。
観光するルートを変えるだけでも何度でも楽しめるのが、奥深い1000年の都、京都ですよね!
数えてみたら、18X32でした(笑)。
多分駅前にお使いじゃなくて、土星の果、海王星のそのさらに向こうまで行って(逝って)しまう感覚……。さっきの将棋の碁盤目でもすごいのに、京都は魔界です……。
まとめ的に次回予告 京都案内は暗記ではガイドできない。じゃあ?
というわけで、いくら暗記力がすごくても、外国人に対して京都の街を完璧に案内してあげることはできないということが分かりました。
というか、外国人に対してではなく、滞在期間のあるビザとかの問題ではなく寿命という点から誰に対しても無理です。説明する方もロボットになるしかありません。
では、京都観光のプロになるにはどうしたら良いのでしょうか。
また、たった10X10で宇宙レベルのルートがあるとなると、タクシー運転手さんはどうやって、毎日お仕事しているんでしょうね。考えてみると心底不思議じゃありませんか?
お姉さんに教えてあげたかったことがあった(オチ)
では、長くなりましたので、詳しくは次回にしますが、マッドサイエンティストになってしまったかわいそうなお姉さんを救う方法はじつはあった、というのがさっきの動画のオチです。
対処できる情報を増やす(これが暗記術)ことではなく、情報処理を減らすことこそが、真の記憶術です。
これについて、また書いてみます!
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