じゃあね

じゃあね別れの言葉
なんて言えないまま
この時になって
いつか旅立つ時が
来ることだけは
知っていたのに

ヒラヒラ落ちる枯れ葉
僕と君の終わりが近づいてる
じゃあね

じゃあね自転車漕いで
市民プールへ泳ぎに行った
いつも子供の頃は
君の背中を追いかけていた

キラキラ光る水面
溶けたアイスと街に沈む夕日
じゃあね

じゃあねお正月には
皆集まっておせち囲んだ
今年も良い年に
なります様にお屠蘇を飲んで

チラチラと舞う雪が
どこか寂しくそして綺麗だった
じゃあね

じゃあね春になって
二人近所の公園に行った
辺り一面に咲く
桜の花がとても綺麗で

ハラハラ風に踊る
ピンクの花びらずっと眺めていた
じゃあね

じゃあね君の声を
もっと沢山聴けば良かった
じゃあねそっぽ向かずに
もっと近くにいれば良かった

ずっと悔やむのだろうか
それともいつか忘れてしまうだろか
じゃあね

じゃあね
またね