僕らがいた夏

水平線沈む太陽
繰り返す波の音
茜色砂浜に二つの影

どこにでもある様な話さ
若すぎた二人の
小さな恋 夏の物語

白いワンピース
赤いリボンの麦わら帽子
君の笑顔が眩し過ぎて
ぬるいコーラ飲み干した

僕らがいた夏は
あの夕陽の向こう
思い切り叫んでも届かない
あの日の思い出は
もう帰らない過去
何も無かった様に
季節だけが過ぎてく

受話器越しに聴く君の声
とても小さくて
鈍い僕でも気づく何かがある

久しぶりに見る事が出来た
うつ向く君の顔は
胸が張り裂けるほど痩せていて

休みの度に自転車こいだ
君の部屋まで
会う度白くなってく頬に
もう一度行こうあの海へ

僕らがいた夏は
あの夕陽の向こう
思い切り叫んでも届かない
あの日の思い出は
もう帰らない過去
何も無かった様に
季節だけが過ぎてく

白いワンピース
赤いリボンの麦わら帽子
君の笑顔が眩し過ぎて
ぬるいコーラ飲み干した

僕らがいた夏は
あの夕陽の向こう
思い切り叫んでも届かない
あの日の思い出は
もう帰らない過去
何も無かった様に
季節だけが過ぎてく