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サソリスの言語化が難しすぎた話

こんにちは!ユキちゃんです!
今回はレッドゾーンカップ最高レート1788、最終2位を取れた緑単サソリスのプレイングについて解説します。
今回は頑張って緑単プレイを言語化しようとしたんですけど私には無理だったのでその残骸となります。もちろん無料ですし、「この対面のプレイ教えてください!」って人は喜んで教えます。(そこで教えたプレイングをここに追加します)

緑単サソリスとは?

Twitterなどで「緑単はプレイが難しい!」「分岐が多くてわからない!」という意見を耳にします。
緑単で重要なのは言語化が難しいのですが「様々なパターンの手札でやるべきこと」を覚えるのではなく、「各対面で1番やりたいこと」を覚えましょう。

基本的なマナ埋め

どの対面でも大体は初手埋めていいカードのご紹介です。
ニルト:主な使い方はリーサルをかける時であり、マナから引っ張ることがほとんどなので埋めてok。
ミランダ:これもパゴス建築のためにマナから引っ張るので1枚は埋めてok。ただし盤面が除去された時やリスがない場合に展開することがあるのでニルトより優先度が落ちます。
エウルブッカ:1枚は盤面の除去に使うためキープ安定ですが、大体1回しか使うタイミングがないので2枚目は埋めてok。呪文を埋める行為は弱いのでニルトがあればニルト埋め安定です。
詰めでしか使わないピン投枠:初手なら埋めていいです。ワルドに関しては手出しはしないのでいつでも埋めちゃうのですが、桜吹雪に関しては中盤使うことがまれにあるため、その時の盤面で判断できると緑単上級者です。(ビート対面で殴り返しに使うくらいですが)

1ターン目にマップをうつのか問題

1ターン目にマップをうつ基準は2つ
①2ターン目に動きがない場合
②自分の動きを考えた時、2ターン目のマナ置きがマップになる場合

①に関してはジャスミン狙いでうつ考え方です。
黒以外は適用していい法則だと思ってます。
②は相当ハンドが強い場合の考え方です。
まず緑単サソリスはマナからクリーチャーを展開するデッキなので、マナに呪文を置く行為は弱いです。
2ターン目にジャスミン、3ターン目にオチャッピィ…のように自分の手札から何ターン目に何をするか考えてください。
「2ターン目のトップが呪文だったらマナに置くのがマップ」になるんだったら1ターン目にうちましょう。「マップを埋めるくらいならクリーチャーに変換しとこう」という考えです。クリーチャーを置く余裕があるならキープしましょう。
もし判断に困ったら1ターン目に打っちゃっていいです。体感打たなかった時よりいい感じになります。

ジャスミン+ニルトにおけるテクニック

緑単を使っているとニルト下でジャスミンを使えるタイミングがあるでしょう。チャンスです。
この状況では手札のジャスミンのコストは実質0マナになります。(ニルトのマナ送り効果+ジャスミン効果)
マナの総量は2枚増えるのでジオザマンで回収できる余裕が生まれるなど戦いやすくなります。
手札に両方あってパゴス下でニルトを出す時は、ジャスミンを出してからニルトを引っ張る時、逆にニルトを出してジャスミンでマナを伸ばす時があります。前者はリーサルを作る終盤、後者はマナの少ない中盤で行うことが多いです。

各対面プレイング指標

最初に話した通り、緑単サソリスはアドリブデッキです。
私のプレイは各対面ごとに大きな指標があって、配られた手札でそれを目指すというやり方です。
今回はそれを解説していきます。

緑単サソリス(先攻:有利、後手:微不利)

ミラーでの指標は「先にリーサルを作る」です。
先にパゴスを建築するんじゃないの?と思う人もいると思います。ほぼその認識で問題ありませんがパゴス建築は目的ではなく手段です。
先にリーサルを作る、作れない側は妨害するの駆け引きを行う中でパゴスがあると強い認識です。
相手のリーサルの有無は見える範囲+手札にリスまたはニルトがある想定で考えましょう。どのタイミングでブッカを踏んでも止まるなら自分の動きを優先しても良きです。(この時サーチでブッカが何枚見えたかで自分の動きを優先するのかの判断がしやすくなると思います。)

先攻
まずはパゴス建築の動きで問題ありません。サーチ札を活用してパーツを集めましょう。パーツに余裕がある時はニルト、ゴアラ、ミランダ(2枚目)などを集めとくと良いでしょう。
ニルト:リーサル用で1枚は必須
ゴアラ:相手の妨害兼リーサル用
ミランダ:相手にパゴス妨害された時にほしい
先攻でも相手に先にパゴスを建てられた場合は後述の後攻の動きを参照してください。

後攻

後攻でもやることは変わらずパゴス建築のパーツ探し、リーサル用のニルトなどを探していきます。
ただ、相手に先にパゴスを作られた場合は分岐が増えます。
①パゴス建築出来る場合
ジオザマンを出す意味が薄いのでミランダマティーナによるパゴス建築で良いと思います。ニルトを出された時はブッカを踏ませることになるのですが、ニルトを除去することでリーサルを潰せる可能性があります。
②パゴス建築出来ない場合
建築出来ない場合はブッカ、ギョギョウ、ミランダから選択になります。
ブッカで除去する時はリスとジオザマンを選択してください。パワー重視、なるべくマナを増やさないのはもちろん、パゴスでの使い回しを防ぐ意味もあります。ただし、次のターンに自分のリーサルがあるわけではないのであまり取りたくはない択です。
ギョギョウは裏目が多いものの、通れば相手のリーサルを潰しながらこっちの過剰打点を狙えます。自分のマナに最低限ミランダorゴアラorラグマがあることで択に入る行動です。
ミランダはプリンで相手のブッカ2枚条件の打点を止める択です。相手が躊躇したり、ブッカを踏ませた時に自分のリーサルチャンスが発生します。多分3つの中なら1番無難だとおもいます。ちなみに、2枚リスを抱えているならリスミランダが良いです。(1枚しかない場合相手がブッカで除去してきた時に返しの動きがなくなります)

ちなみに、パゴスを建てた相手への安易な除去は悪手です。特にラグマとか。盤面が空くので相手が体勢を整えやすくなってしまいます。
この観点からゴアラを絡めたリーサルの時、相手の盤面がパゴス込み5面なら除去しない、6面以上なら除去するのように指標を作ります。
除去しない理由:オチャミランダされないようにするため
除去する理由:返しに龍解させないため

黒単デュエにゃん(先攻:微有利 後攻:微不利)

この対面での指標は「相手が5マナになる前のターンに最低盤面3コスト、マナ5を揃える」です。
これは何かと言うと「次のターンパゴス建ちますけどニトロ効かないですよ」って言ってるんですよ。たとえリスが引けてなかろうが相手の無理矢理なハンド消費を狙えたりします。
ゲーム展開としてはリソース勝負になります。お互いに除去しながらマナまたは墓地から展開していくのが基本です。パゴスが展開出来なければ黒が有利、パゴスを建てて相手の蘇生札をどんどんマナに送れれば緑有利となります。
トップ解決力は圧倒的に緑に軍配が上がります。粘り強く戦うことが大事です。
・ハンドキープポイント
ゴアラ:破壊の除去は効きが悪いので埋めてok
オチャッピィ:ハンデスのリカバリーのためなるべくキープするのが得
ラグマール:パゴス建設から無限ラグマ編が始まるので逆に埋めないとダメです。4ターン目にブーストとして使うこともしばしば

先攻
ハンドが少ない分細かなハンデスが効きやすいです。過度なリソース消費は控えましょう。
この対面に関しては先1マップうつのか問題の前提が崩れます。
3ターン目まではサーチ札で手札を整えます。回収はパゴス建築セット、ジャーベルは横並びの観点から結構欲しい寄りです。ハンデスや除去を考慮すると建築パーツは2枚目が欲しいところです。あとどこかのタイミングでラグマをマナに置いておけると、パゴス展開後はデッキトップがほぼラグマになります。(クリーチャーを出せばパゴス効果でラグマが出せるため)
パゴス建築時のミランダは基本ジオザマン、相手が先に展開してるならマティーナを出しています。
建築後はニルトジャスミンで山を掘りつつ相手の除去でマナを伸ばします。そのためニルトは1枚用意しときます。大抵は初手とかでマナにおけてます。マナに余裕があるタイミングでリスやジャーベルを飛ばし行動回数が増やせると詰めに持っていけます。

後攻
後攻は最速ニトロを想定し2のジャスミンが最重要になります。その後は先攻と変わらないので引けなかった場合の話です。
上の指標の盤面を用意出来ず最速ニトロされた時、盤面を除去されてパゴスが建築出来なかった場合は「手札を抱えながら盤面を作る」です。
相手のプレイに裏目を作りながら戦っていくのが重要で、相手に裏目を引かせたりプレミを誘ったり出来ます。
この観点からもオチャとジャーベルが強いです。また、ニルトは盤面が広がらないものの除去に裏目を与えられることは覚えておきましょう。


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