遅れてきた英雄 名前は「ニューノーマル(新しい生活)」

新コロナウイルスでテレワークがやっと実現化した。

こんな混乱した社会?時代?が来る前から考えていたことが、今の日本に必要なこと、社会の弱点がつまびらかになった。

人はなぜ非効率で問題を抱えていたとしてもすべての選択肢が無くなったときにしか変われないのか。

それも考えていた。

それは既得権者が、最適応している社会が現在の社会だからだ。

権限もあって経済的にも可能な勝ち組はもっと時代に適応した社会を再構築するのに先行投資するかどうかなので、通常の社会が営んでいられる環境では起きない。

しかし、個人や新興企業は自助のために自分に関する限りで点在的な環境整備は進められてきた。

強制的に移動制限がかけられたため、その環境を構築してきたものが一気に有利な状況になった。

あっという間に常識が陳腐化し、物理的に縛られるものが不利になった。

環境が変わると変異が促されるのは生物も社会も同じというわけだ。

有利が不利になり、不利が有利になることさえある。

有利なものがますます有利になり、弱いものは滅びて入れ替わる。

日本はいつまでも古いものが強く、不利になっても輸血して生き永らえさせ生きた。しかし、持続給付金をばらまいても、救えない。あるいは疲れ切って老い、弱ったものは生きているうちに自ら幕引きさえし始めている。

幕引きを決めたものたちや強制的に排除されたものたちの中には、後世に残すべきも少なからずあった。

しかし、もう失われた。取り返しがつかない。

つまり、「すで失われて取り返しがつかないもの」自体がそれなのだと思う。

死んで当然のものと、死ぬべきではなかったもの、両方が無くなる。

それらは「生き残れなかった」という意味では平等なのだけれど、

人間は残すものは残せるだけの能力のある稀有な生物なので、「生きているうちに継承させること」が人間にとってどれほど重要な仕事なのか思い出してほしい。

今自分が生活だけで手いっぱいだから、自分は成功していて死ぬまで仕事がある。自分は困らない。名のあるプロだから、では済まない。

本当に現役のその人がいなくなったら、必要としている人が大勢いるのに突然大穴が開くって自覚してほしいんですよね。

とあるスキルのある現役高齢者がいきなり亡くなったら、穴を埋めるのはほぼ同年代のプロ。しかし、その人が死んだら、また、その代役が死んだら?

最後は失われる。だから、継承させて、ちゃんと生きているうちに引退するのも大きな仕事なんだよ。

みんな健康で長寿だから忘れちゃったりするんだよね。

日本人が長寿すぎて、60とかで引退すると死ぬまでに生活費が絶えるので、今後はセカンドキャリアについてちゃんとスキルの焼き直し(大学に再入学してみるとか)とか違う仕事してみるとか考えないといけない時代でもあるけどね。

いま定年延長とか、年金繰り下げとか話出てるでしょ?



生活スタイルとして山奥ニートは気になっているがまだ本読んでいないけど、この書き込み見たら読みたくなった。

バナシさんはちゃんと継承してたんだなってジーンときてしまいました。

彼のブロクは何年ももう読んでる。

共生舎を訪ねた後、電車に乗って実家に戻るページから、バナシさんとなんかずっと旅に出てる。共生舎での生活そのものが、なんか先がわからないけどそれがわくわくするような旅の延長みたいに感じてる。





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