𝙎𝙪𝙥𝙚𝙧格式高いお紅茶の淹れかた

0:はじめに

　初心者の頃は、紅茶を飲むとき、または淹れるときに、よくマナーだとか形式ばった手順だとかを気にすると思います。

そんなものはいりません。

　あなたが知っておくべきは『紅茶がただのおいしい飲み物』であることと『人と食事しているときに無闇やたらとスマートフォンを弄ってはいけない』ということだけです。

　紅茶が飲みたい？では今すぐスーパーまで走って、日東紅茶の50P入りのティーバッグを買ってきましょう。お洒落なカップがあればなお良いです。あとはカップにティーバッグを入れて沸騰したお湯を注ぐだけ。これだけで飲めるお茶が作れます。紅茶なんてそんなものです。

　でも、茶葉の缶を開けた時に香りを楽しめるのは、リーフティーで淹れる人の特権だと思います。あなたも紅茶、淹れてみませんか？

1:道具を用意しよう

　お茶を淹れるときに必要な道具はたった5つです。
・ポット

・茶こし

・カップ

・スプーン

・タイマー

　え？持っていない？大丈夫。ポットはフタつきのの保温容器で代用できますし、茶こしも目の細かいざるならなんでも構いません。カップとタイマーとスプーンは...もういいですよね？
　あとは茶葉を用意するだけです。え？どの茶葉を選べばいいか分からない？AmazonでAHMAD TEAの適当な茶葉を買えばいいと思います。安くてそこそこ美味しいので十分でしょう。オススメはダージリンです。

アーマッドティー ダージリン 200g角缶

2:淹れてみよう

　用意が出来たら早速淹れてみましょう。

まずはポットにお湯を入れ、温めておきましょう。

次にポットのお湯を捨て、カップ1杯につきティースプーン1杯の茶葉をすくい、ポットに入れます。

そして沸騰したお湯を注ぎ、指定された時間だけ待ちましょう。目安は大体3分程度です。

最後に、ポットの底をティースプーンで一度回し、茶こしで茶葉を取り除きカップに注げば完成です。

　この通りにやれば、だいたい美味しい紅茶を淹れることができます。意外と簡単だったでしょう？

　何か1つくらい抜けていたり、失敗したりしても落ち込まなくて大丈夫です。人様に迷惑をかけた訳ではありませんし。何回か淹れるうちに慣れていきます。

3:色々試してみよう

　ここまで来たらあとは飲むだけです。味はどうですか？香りは？色は？
今度は色々試してみましょう。大丈夫。誰も見てませんよ。好き勝手やってください。インターネットを参考にするのも良いかもしれませんね。

　茶葉の量を変えたり、抽出時間を変えたり。お湯の温度や水の種類なんかも変えてみるといい...かもしれません。

　紅茶というのは案外敏感で、少しの違いでも意外と味が変化したりするものです。お気に入りの淹れかた、飲みかたを自分なりに探ってみてくださいね。

4:おわりに

　紅茶の魅力、少しでも伝わりましたか？

　紅茶を飲むとき、あるいは淹れるとき、別に無理に気取ったりマナーを考えたりする必要はありません。だってただの飲み物なんですもの。

　タイトルに『𝙎𝙪𝙥𝙚𝙧格式高いお紅茶の淹れかた』なんて書きましたが、今の皆さんにはこれが𝙎𝙪𝙥𝙚𝙧格式高いジョークだということが理解できるはずです。気軽に楽しみましょう。

　ただ...もうちょっと紅茶の雰囲気を楽しんでみたい！という人は、細かい淹れかたや飲みかたのマナー、手順や歴史を調べてみてください。お洒落なカップやポット、ちょっといい茶葉を買うのもいいかもしれませんね。ここまで来ればあなたはもう立派な紅茶マニアです。

　最後に、ここに書いたことは主観も多く含まれており、いわゆるwikipediaの『修正が必要な記事』のような感じです。一人の紅茶好きの戯言として考えて頂ければ幸いです。

　また、僕の紅茶についての知識、考えかたは『十字の失踪』（現在は閉鎖済み）というウェブサイトから学んだものも少なくないです。僕はにわか者ですが、本当に楽しく読めるサイトでした。サイト執筆者の方々、ありがとうございました。

それでは皆さん、よい紅茶生活を。