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こんな本だった?

赤羽雄二さん『ゼロ秒思考』を読んでいる。

この本、2013年発売。発売してすぐ読んだ。紹介されているメモ書きに取り組んでみたりもした。懐かしい。
私は、この本をタイムマネジメントや仕事術的な本だと記憶していた。でも、昨日、「この本のおかげで考えること言語化が得意になった。メモ書きは最高のトレーニング方法だ」という投稿を見かけた。
あら?そんな本だったっけ?

で、再読しようと手に取った。

ん?
表紙に「頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング」って書いてあるね。

そうか。トレーニングだったのか。

この本で紹介されてるメモ書き、始めて2週間ほどでやらなくなった理由が、この大量のメモどうするよ?という恐怖を無視できなくなったからだった。本文中にメモの整理方法やメモの活かし方が紹介されていて、捨てるに捨てられず、毎日10枚以上の紙が溜まっていく様が本当にストレスだった。

でも、書き出すこと、言語化することのトレーニングと捉えると、全部取っておく必要無かったんだよね。

2013年といえば、娘が2歳、息子は生まれたばかり。日々は子育て一色で、仕事しながらも子どものことを気にして、あれもこれもとやらなければならないことに追われて、疲れ果ててた。
そうそう。だから、ゼロ秒思考という言葉に決断力を身につけれるのかも?と反応したんだった。

同じ本を読んでも、その時の自分の意識の方向で、捉える点は驚くほど変わってしまう。
『ゼロ秒思考』を再読してみて、こんなこと書いてあった?と思うことも多かったし、メモ書きを途中でやめてしまった当時の挫折感が蘇ってきたりして、なかなか新鮮な読書体験となった。

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