2021年11月1日火曜日

昨日、私が26年間推していたアイドルグループが解散した。
その事については後々ゆっくり書きたいと思う。

その裏(裏?)で、ひっそり終了を告げた推しがいる。
YouTuber パオパオチャンネル である。
私はパオパオチャンネルが好きだった。
何故パオチャンに辿り着いたのかは覚えていない。私がパオチャンを知った時、伝説のロケサイは既に過去動画だったし、多分チャンネル立ち上げから少し時間は経っていたとおもう。
焼かない焼きリンゴを作ってみたり、えのきの映え画像を作ってみたり、ハーモニカを咥えて笑いを堪えてみたり、えらく声の低い象のぬいぐるみがいたり、とにかく動画は平和だった。たまに出る【踊ってみた】も好きだった。
よくある男女のYouTubeチャンネルのそれとは明らかに一線を画していた。
コロナ禍より少し前の2019年、チャンネルの活動休止が発表された。
その時は本当に悲しかったが、発表からさほど時間がなく、休止前に怒涛の配信をしてくれたこと、何より「休止」という単語が支えになった。休むだけ。またいつか活動を再開してくれるのだと根拠のない期待があった。
その期待に応えるように、2021年2月、パオパオチャンネルは活動再開した。ただ、1クール3日間(春夏秋冬で3日連続動画をあげる)という謎な再開だった。それでも嬉しかったし、相変わらずのパオパオチャンネルがそこにあった。

と、思っていたのは私を含めた視聴者だけだったらしい。

昨日の動画で「終了」という単語を使った理由。
パオパオチャンネルの、というプレッシャー。
個人活動への更なる意欲。
もともと『自分たちがやりたい事が出来るようになるまでの活動』と銘打っていた。
「解散」ではなく「終了」なのだ、と。

どうにも歯切れが悪い言い方を彼らは何度も繰り返した。

そう。歯切れが悪い言い方なのだ。
それが悲しかった。別に悲しくなる必要なんてないのだが。

推しのグループは昨日付で「解散」した。ひとりは今日、奥さんと事務所を立ち上げた。これからの彼らにたくさんの幸せが起こるようにと願う。

推しのYouTubeチャンネルは2022年4月に「終了」するという。それまでにまだいくつか動画を更新する予定だと言ってくれた。
きっとまた楽しい動画を準備してくれるに違いない。

でももう見るのは止めようと思う。

2021年11月1日。
私は2つの推しを失った。

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