にかわ

しがない日記、随筆 すべて創作物であり、フィクションです 散文しか書けないのは、頭がと…

にかわ

しがない日記、随筆 すべて創作物であり、フィクションです 散文しか書けないのは、頭がとっちらかってるから

マガジン

  • いっぱい食べる僕が好き

    僕の食紀行を見ていてください。飯テロします。

最近の記事

私が朝焼けを見るその日まで。夜明け前の星になれ

常々思う。多分私は人づきあいが苦手だ。 いつも人が嫌がることばかりしてしまっては、 大切にしたかった人たちを一人、また一人と失っていく。 そうして、周りの人を信用できなくなっていつの間にか一人になっている。 ひとりでいることが苦ではなくなって、 そんなことを想っている自分も信用できなくなっていた。 全部自分が引き起こしたことなのに、 もう自分の何が悪かったかをも分からずに、ただ形式的に謝るのが板についてしまっている。 そんな自分にまた嫌気がさしていた。 昔はもっと自分に

    • 飛び乗って、走って、少し止まって。【ショートショート】

      年明け、場末のカフェバーで成人式に合わせて帰ってきてる元彼や旧友と酒を飲みながら、昔彼が私の事が好きで、私も彼のことが好きだったことを思い出していた。 今はもうただの友達で、私の事なんて考える余地がないくらいに幸せそうな彼を見ながら、なんとなく不思議な気持ちになって、ちょっとだけ好きな人に連絡してみた。 好きなのと、付き合いたいのと 性欲に触れるのと、結婚したいのは 似てるようでまるで違う でも、その区別なんかずっとつかないままここにいる。 「暇だよ、家くる?」の数文字に心

      • 虚言と放言と自己愛で生きてる

        「何か言わないといけないこと、あるよね」 恋人にそう詰められたのは、大学終わりに行った飲み屋だった。 本当は、今さっき恋人との関係で悩んでいたばかりであまり気が向かなかった。だが、今日は授業がないと言っていたのに呼び出したのは自分だったので有無も言わさず授業後ご飯を食べに出た。 趣味やノリが100%合ってるとか、何か共通の話題やテーマが薄い私たちはなんとなく黙って見つめ合うことがしばしばあった。 オレンジ色のサワーを飲みながら、いつも通り当たり障りのない話をしたりしな

        • あの子のことを寂しい人なんだと言ったけど、それを理解できるのは私が寂しい人だから

        私が朝焼けを見るその日まで。夜明け前の星になれ

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        • いっぱい食べる僕が好き
          2本

        記事

          お手ごろそうな女なので、フラフラとふらついてます

          お手ごろそうな女なので、フラフラとふらついてます

          私も北極星にはなれないから

          つい先日、21歳の誕生日を迎えた。 おめでとう私、ついに21歳だよ。 なんだか大人になった気分。 19→20もお酒が飲めるようになったり、大人になったな、と感じたけれどもうそんな初々しさとかではなく本格的に大人の世界に立ち入った気になる。 東京に来て3年。 日常はゆったりとそれでいて素早くすぎていて、 瞬間を切り取っては私の中の記憶のフォルダに深く沈めていた。 色んな気持ちを我慢して、色んな気持ちを爆発させて、時には思ってないことも言ってみたり、柄にもないことをしてみた

          私も北極星にはなれないから

          私たちまたここで2人で会えたら きっとその時は磁石のように惹かれ合うわ

          私たちまたここで2人で会えたら きっとその時は磁石のように惹かれ合うわ

          また、ここへ

          「あっつい……」 一言目に、そんな言葉が思わず出てしまうような気温と天気が容赦なく肌に刺さる。鼻をくすぐるのは、魚醤のような何とも言えぬ香り。 日本から飛行機で7時間。 初めて訪れた東南アジア、ベトナムからnoteを。 3月。日本はまだ少し肌寒い中、桜の開花が近づいてきている。そんな季節。春休み中の私は、サークルの先輩のベトナム行きプランに乗っかる形で、ベトナムに行くことになった。 東南アジアに行くのは初めて。 大きな期待と、ちょっとの不安を胸に朝イチのベトジェットで飛び立

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          また、ここへ

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          心の蟠りを紐解きたくて

          少し暖かいが、それでも冷たい風と匂いが まだまだ続く冬を感じさせる1月。 気がつけば、2024も始まって1ヶ月経とうとしている。 時の流れは残酷で、まだまだここにとどまっていたい私を容赦なく置いていく。 待ち受ける、就活という名の人生の1つイベントが ヒールのコツコツとした音が 段々と急ぎめに、まるで遅刻しそうな駅のホームを走り抜けるみたいに 早く、近く聞こえてきた。 言いたいことは沢山あるのに、 心にずっとずっと積もっていって 段々と心が重いな、と感じる日が増えてきた。

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          心の蟠りを紐解きたくて

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          片目で異常に恋してる。

          片目で異常に恋してる。

          2024 いざ、勝負。

          拝啓 謹んで新春のお慶びを申し上げます。 皆様に置かれましては、ますますご健勝のことと存じます。 私と致しましては、年が明けた実感もないまま、フラフラと暴飲暴食の限りを尽くしております。 振り返りもしないまま、 2023が過ぎて行ってしまいました。 気がついたら、2024に片足を突っ込んでいた年末。 ちょっとだけ、誰かのことを考えながら居眠りしたり、美味しいご飯を食べたりしていました。 元気ですか、あなた。 私、今年は勝負の年でございます。 真剣に、何事にも全力で取り組ん

          2024 いざ、勝負。

          いつまでこの人生を続ける

          帰国して数週間。アイルランドで想像してた山積みの課題を少しずつ消化していく日々におわれる。 予定蹴散らされたり、逆に予定入れてみたり、ちょっと難しいこと、悩むことは後回しにしたりして。自分に関係の無いところの誰かに、この話を出来ないかなぁと、物思いに耽ったりする。 やもしていると、大学が始まって、またいつもの日々に戻る。美しいものを見て、心は浄化されたが、そう簡単に自分の日々が変わるわけでもなかった。そんな自分が嫌で仕方がない。 嫌なら変わるしかないはずなのに、変わるため

          いつまでこの人生を続ける

          本当の私はどこに居る。散る

          誰かに、自らをさらけ出したいという欲求は誰しもあるものだと私は思っています。自分の中だけに留めておくことは、大事。言葉にしたら陳腐な思い出になってしまう、安物になってしまうと知り合いが言っていたのは、最近のことでした。 ですが、私はそんなことは思わず、思ったことを口に出してしまう性分でして、すぐこんなことがあった、あんなことがあった。実はあーだこーだと、うるさい鳥のように喚いてしまうのです。 知り合いのそのような言葉にしたら安物になるという考えは、到底私には理解の及ぶものでは

          本当の私はどこに居る。散る

          こんなことしか出来ない僕だけど

          もし君が落ち込んでるなら 美味しいご飯を一緒に食べて 小さな笑みをこぼしてよ

          ¥100

          こんなことしか出来ない僕だけど

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          散文を、書くのが好きで 詩的な表現をする方が、好きで まとまった、芯のある文章はかけないけど でもどこか、読んでいる人を引き込めたらいいなと思ったりしなくもない。

          散文を、書くのが好きで 詩的な表現をする方が、好きで まとまった、芯のある文章はかけないけど でもどこか、読んでいる人を引き込めたらいいなと思ったりしなくもない。

          恋焦がれた夏、さようなら。

          怖くなる、たまに。 寝れなくなるんじゃないかと。 でも、思っているよりも体の方が従順で 睡魔は常に私に向かって突進してくる。 充電が切れたように疲れがどっと体に出ると この歳になって、体にブツブツとした出来物が できるようになった。免疫が下がってるのかな レポート進まないけど、noteを書く手は意外と進むカップルの異様に多い、テスト期間のミスドで1人 昨晩のことを思い出していた。

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          恋焦がれた夏、さようなら。

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