10年はやっぱり長い年月
10年ひと昔。
半世紀生きると10年前は最近のことのように思っていた。
10年といえば、産まれたばかりの子なら10歳、小学4年生。立派な少年少女だ。中学1年生から10年経過すると23歳。就職一年目とか、就活の盛り、働いているなら1人前として見られているはずだ。
こう考えると10年は長い。
10年と少し前、北海道の小都市で4年ほど暮らした。その街によんどころない事情により一週間ほど滞在している。街並みはぱっと見、変わらない。ただ子細にみるとお店が変わっている、アーケードのシャッター街化が急速に進化している。確実に変化している。
懐かしい顔にも対面する。“元気かい?”でも思い出はほぼ褪せて忘れ去っている。
年をとったし、分別もついた。
そして忘れた。
やっぱり10年は長い。
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