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ブリリアホール3階席からの見え方

最近になってちらほらと大手町三井ホールの記事に「スキ」をいただき、すっかりサボって忘れていたこのnoteの存在を思い出しました。三井ホールの見え方気になってる方多いのでしょうか。少しでもお役に立てていたら幸いです。
忘れている最中もそこそこ舞台に行っていました。チケ代も堂々と値上がりして、2.5でも1万円超えが当然に。確実に上手いキャスト、面白い内容、見える劇場でないとチケ取る勇気がなくなっている昨今です。給料上がれ!!

さて、このブログを始めたときに絶対書くぞー!思っていたブリリアホールについて書かせていただきます。1年以上前のことなので記憶を頼りにですが、よろしければお付き合いください。


避けてきたブリリアでの観劇機会がついに!

クソだクソだと聞いており、観に行きたくても避けた、もしくはクソの中でもまともな席を願ってチケを取った劇場が皆さんにもあるのではないでしょうか。
私も避けている・避けたい会場はいくつかあり、その中のひとつが東京建物Brillia HALLでした。X(ツイッター)で憎しみにあふれるポストを何度も見かけたし、そこには見え方だけじゃなくて音響もクソと書いてあり、行きたい公演があってもここじゃ嫌だなとずっと思っていました。
そんな考えでいたのに・・・!2022年春、私にもブリリアホールに行く機会が訪れたのです!

それは、劇団☆新感線『神州無頼街』
かなーり昔、演劇好きの知人にDVDを貸してもらい、「長い」という認識だった劇団☆新感線。生で観るご縁がなかったですが、お友達から「カオスな内容で面白いらしいよ。宮野真守も出てるし行かない? ゆっけちゃんの好きそうな宮野真守らしいよ! ・・・ブリリアなんだけど」とお誘いがあり、ぼっち参戦が多い私はお誘いが嬉しく、また主演福士蒼汰の文字に「いいよー」とライトに返事をしたのです。あまり演劇には触れない友人にも誘うのをためらわせるブリリアよ・・・。また、「宮野真守も出てるから」とオタクを誘うダシにされる宮野真守も強い。ちなみに私の好きな宮野真守はうたプリとかのクール寄りの宮野です(フラグ)。

タイミングはチケ一般発売後。二人で都合のつく日程はGWでした。当然に残席は少なく、S席で見えないと心が死ぬよね・・・と話し合いの末に安価の3階、それも一番後ろにしてしまおうということになりました。(コロナの影響か末席でも1万円・・・。最近のコロナ後もわりとこんな感じだけど、当時はビビった。3階で1万ってどうなのー!薄給の私には厳しい世の中です)
誘われてからチケ確保まで24時間以内。お友達の仕事の早さがありがたく、初ブリリアへの切符は用意されたのでした。

観劇当日

新感線についての勉強をしたり、ブリリアの見え方をブログなどで探したり。3階席は手すりで舞台が見えないよという新たなクソ情報を仕入れ、楽しみと不安を抱きながら当日を迎えました。お友達がとても朗らかな性格のために見えなくても極端に落ち込んだり雰囲気悪くなることがなさそう、というのは安心要素でした。
場所はオタクには親しみのある池袋なので会場まではスムーズにたどり着きました。事前にブリリア内に売店がないとの情報があったのでコンビニで飲み物をゲット。これは正解でした。3時間超えで飲み物なしはつらい。
ブリリアに着くとすんごい人です。3階までエスカレーターをいくつも乗り継ぎ、いざ席へ。

ブリリアホール座席表

私の席は図の通り。こんな後ろで観るのも初めてかも。「ここで1万?」と改めて思いますね・・・。だって手数料入れたらもっとするやーん。

3階席最後尾の座り心地

最後尾らしく背もたれが壁にぺったりくっついていた、ような気がします。記憶違いだったらすみません。とにかく後ろに人が通るスペースはありませんでした。
座ってみるとなんと背もたれがほぼ直角・・・なんなら背もたれのクッションによりやや前のめりかってくらい体がまっすぐに正されます。お友達と「これは腰が死ぬ」と顔を見合わせました。会場を見回すと一部少数の椅子の背もたれが直角になっており、ランダムで試練を味わうことができます。
そして席の足元が狭い・・・!低身長の私でも前の席の背もたれに膝がつきそうな事態。足の長い男性は厳しいのでは。これは3階だけなのかな?
とにもかくにも座り心地が悪い。短時間のセレモニーならいいけど、3時間近いミュージカルには向きません。荷物も置けないよ。
途中休憩で中年の私と友人は「腰が・・・背中が・・・」とうめいていました。もし3階最後列を予定している腰の弱い方は後ろもいませんしクッションなど持参されるといいかもしれません。いや、3階席は取らないほうがいい。

肝心の見え方

さて、ブリリアの見え方やいかに。
結論から言うと、思っていたよりも見やすかったです。3階席は立つとちょっと怖いくらいに傾斜があり、舞台とは距離ではなく高さで離れている感じなので案外舞台が近く感じました。とはいえ肉眼で演者の顔を拝むのは無理で双眼鏡必須です。
不安に思っていた手すりも最後列にはありませんでした。センブロということもあり、見切れることなく・・・と言いたいところですが!前列に視界を遮ると評判の手すりがあったせいで、演者が舞台の前方に出てきたり座り演技をしたときは前列の方が見えないようで・・・手すりからのぞき込もうと動くことがあり、そういうときはしっかり前列の方の頭と舞台が被り、見えませんでした。そんな迷惑な手すりがあるのに、前の人に「動くな!」なんてさすがに思えませんでした。見えなかったときは「あっ・・・」と思ったけど、前の人はもっと見えてないんでしょう? なんかもう、これはマナーではなく劇場が悪いと思います。
思ったより見やすかったけど、やっぱり3階で1万は高いなーという感想です。

音響について

歌のときにわりと歌詞が出ていたので視覚補完であまり気にならなかったのですが、お友達は「音割れがひどい」と言っていました。台詞が聞き取れないことはありましたが、それはどの舞台でもどんな演者でもあり得るのでブリリアのせいではないかなーと思います。とはいえ新感線は歌うけどミュージカルのようにセリフのやり取りって感じではないので気にならなかったのかも。

この先もブリリアに行く?
あんまり行きたくないなぁ・・・。理由はやっぱり1階で観劇した人からも不満が出ていること。前方に改修が入ったのでマシにはなっているのでしょうが、私はあの席の直角のつらさと前の空間の窮屈さが忘れられません。1階2階の席は違うかもしれませんが、低身長なこともあり、見えないって聞くとやっぱり避けちゃう。よほど観たい作品があれば、という感じです。
休憩なしの2時間程度の舞台だったらありかなー。

というわけで、ブリリア3階席最後尾からの見え方でした。
内容もスピーディー盛りだくさんで面白かった!前で見たかったけど、後ろでも生の臨場感は味わえて満足です。
しかし・・・この舞台の宮野真守はコミカル系で、私の好みからは遠くて最初は話が違うよ!と思ったんですが、かっこよかったし歌うまかったしはまり役だったし言うことナシでした~。宮野真守すごいねー!



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