アニメ - スキップとローファー(1期)

田舎から進学を機にに上京した「ミツミ」を中心にした高校生活を描くストーリー。
コミカルで爽やかなタッチ、それでいてキャラクター一人ひとりの心境が丁寧に描かれている作品に感じました。


この作品の魅力の一つは、登場人物たちがどこかリアルで共感できるとこ。
例えば、「余裕があって大人っぽく見える」と思っていた人が実は、「眼の前の出来事にまっすぐ向き合う君たちの方がずっと大人だ」と内心感じてたりする。

複数の面が見えて、人間味を感じる。
そういった掘り下げが、メインキャラだけでなく周囲のキャラにもされていて、見てて嬉しい。

ED曲の「ハナウタとまわり道」がまた良くて、世界観やキャラの心情を感じる歌詞。すごく好き。

いいシーンは色々あったけど、「わたしたちって、まだ半年って感じしないよね!」というフレーズが特に印象的でした。
キャラはみんな違うのに仲良しグループでいられる。
表面的な共通点でなく一緒に時間を過ごす中で築かれる関係性は尊いなあ。


このアニメを知った時、見るかどうか迷ってました。
だって「ミツミ」の目、力入りすぎてちょっと怖いんだもん!
実際がんばりすぎて空回りすることもあったけど、魅力的な面も徐々に見えてきた。
目が怖いのは、まさに表面的なことだったなあ。

この感覚はまさに、作中のキャラたちが感じてた気持ちなんだろうなあ。
作者の術中にハマった気がする。
でも、見てよかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?