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【まとめ】2020年上半期映画ベスト10

2020年1月から6月に新作公開された映画を対象に「2020年上半期映画ベスト10」を選びましたのでご紹介します。

Filmarksでも以下上半期ランキングを発表しています。映画好きが評価したランキングです。こちらも参考に。

今年は、3月から6月の間、コロナの影響で新作が公開されないという寂しい年になり、映画館で映画を観ることが少なくなってしまったのですが、それでも観て良かった映画がたくさんありました。あえてランキングにしていますが、もちろん、映画の良し悪しを決めているわけではなく、自分の感情が揺れ動いてしまったくらい大切にしたい映画の並びになっています。ご参考の一つにしていただけたら幸いです。

1位:『パラサイト 半地下の家族』

これはもう別格。昨年試写室、飛行機の中、そして今年劇場で合計3回観ました。Filmarks初出資作品ということもあり、当然思い入れもありますが、アカデミー賞をリアルタイムで見て、作品賞を受賞したときの瞬間を一生忘れられません!! 初めて観た時のワクワク感、衝撃。今後も歴史に残る傑作だと思います。レンタルも開始したので、まだの人は是非これを機に鑑賞ください。

2位:『ドロステのはてで僕ら』

『カメラを止めるな』を観たあの感動をまた劇場で味わえるなんて...。しばらく行かなくなったことで忘れていた"映画館の良さ"を再度実感できた映画でした。2分後の未来が見えるテレビと2分前の過去が見えるテレビ、それを互いに見せるとどうなるか....?? 昨日よりTOHOシネマス池袋、日比谷でも上映されて観に行きやすくなっているので是非!!"超"面白いので観ないと損するやつですよ。

3位:『his』

今泉力哉監督って愛が溢れているから大好きなんです。観る人をぎゅっと抱きしめて温かくさせてくれる。男性同士の恋愛を描いた映画だけでなく、家族、人間愛を描いた映画だったことが素晴らしい。同監督の下北沢を舞台にした『街の上で』が残念ながら来年に公開が延期になってしまいましたが、ぜひこちらも楽しみに待ってもらいたいです!!

4位:『ジョジョ・ラビット』

なんとも可愛い映画。主人公のジョジョはもちろん、美術や衣装、一つ一つのシーンも、ファンタジー要素があるのでおしゃれで、誰にでもおすすめできる映画らしい映画。家族、友情、恋愛。いろいろな大事なことがつまった、10歳の男の子の成長を描いた作品です。

5位:『1917 命をかけた伝令』

第一次世界大戦、2人のイギリス兵に課せられた「作戦中止」の伝令。そのために、ひたすら走る作品。これこそ映画館で観るべき映画で素晴らしかった。

6位:『37セカンズ』

障害を持つということを、重く扱うことでなにかを伝えようとしてるわけではなく、ユマという女性が自由に生きるための一種の冒険映画だなと思いました。主題歌のCHAIの「N.E.O.」が中毒性があるポップソングでハマりました。Netflixで配信されていますので是非。

7位:『フォードvsフェラーリ』

簡単に言えば、「自動車レース×実話×友情」の映画なのですが、手に汗握る展開や思わず笑ってしまうシーンもあり、面白かった!

8位:『リチャード・ジュエル』

ヒーローから容疑者になっていくという点で『ハドソン川の奇跡』と似ているなと思いました。そういったイーストウッドらしい映画です。母親が必死に訴えるシーンはもちろん、リチャードジュエルと弁護士の友情に泣けました。

9位:『ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから』

Netflixオリジナル。これぞ、良質な青春映画って感じ。ラストシーンが好き。ほっこりしました。

10位:『ミッドサマー』

好きか嫌いかと言われたら、好きジャナイのですが、没頭して観てしまうし、観終わった後、なぜだかまた観たくなる、なんとも言えない中毒性がある映画だったのでベスト10にいれました。

おわりに〜映画館の価値〜

その他、ランキングには入りきれなかったですが、以下も観て良かった映画です。

初恋』『タイラー・レイク -命の奪還-』『音楽』『mellow』『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』『ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋』など。

映画館で観る価値って、うまく言葉に言い表せないものがあると思います。理屈では説明できない良さがあります。

今やVODを利用して、いつでもどこでも映画を楽しめてしまいますし、極端な話、なくても生きていくには困らないものでもあります。

観たい映画があって、その映画がどこで上映されているか調べて、映画の上映時間を調べて、上映時間までに映画館に行く。映画館に行ったらチケットを買い、静かに待って、周りに配慮しながら映画を観る。そして家に帰る。

どう考えたって、効率悪くて、面倒臭い。

ただ、映画館の空気感、一体感。心地よさって行った人しかわからない感覚があります。映画館に行くまで、帰ってくるまで、いつ、どこで、誰と、どんなときにそれを観たか、人それぞれストーリーがあって、リアルな場所と結びつくので、それだけ思い出として強く残ります。

家で携帯でソファの上で寝転びながら、なんとなく暇な時に観るそれとは全然違う魅力。映画館って、不思議な場所です。映画館で、好きな映画を観て家に帰るとき、幸せな気持ちになります。効率的なデジタルな中で生活してきたからこそ、アナログなところがかえって良く見えるもの。

一人でも多くの人が映画館で映画を観る価値を気付けるように、自分ができることを続けたいなと思っています。

読んでいただいてありがとうございます。

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