わたしにとって大切な”がんばる”ということ

いままで生きてきた中で、自分にとって大切なことそれは
誰かのためにがんばっているか
という事な気がする

自分にとって大切なことには変わりないけれど
自分が楽しく、充実した時間を過ごすために大切なこととも言える

誰かのためにがんばることを
知らなかった幼少期

私は小学校3年生くらいから、フィギュアスケートをしていた。
どうやってはじめたのかは、正直ちょっと覚えていないが、とにかく夢中で、小学生、中学生のほとんどの時間を費やした。

フィギュアスケートはご存知のとおり個人競技なので、全部自分のための努力。
何回練習してもジャンプは飛べないし、スピンもできない。先生にも怒られるし、お母さんとも大喧嘩・・・。

なんだかわからないけど夢中になれる時間が
楽しくて。成功したら褒めてもらえることがうれしくて夢中でやりつづけた。



そんな時、背骨が折れた。
練習は痛いし、思うようにできないし
途中でなんのためにがんばっているのかわからなくなってしまった。

正直そこまで才能はなかったので、選手になれるとは思わなかったし、スケートを好きかもわからなくなってしまっていた。
そして中学卒業を機にスケートをやめた。

いま振り返るとわたしは
自分のためにがんばることが向いてなかったのだと思う。

誰かのためにがんばることを知った
学生時代

高校生になり、ヨット部に入った。
私が乗っていたヨットはFJ級というもので、2人乗りの船で戦う種目。

今まで体験したことがないことばかりで、これもすぐに夢中になった。
先輩にも恵まれて、できなかったことがどんどんできるようになってとにかく楽しかった。

ただがむしゃらにやっていたら、自分が2年生の時に先輩とペアになった。
先輩のインターハイ出場が自分にかかっていると知った時、怖くなった。今までは単純に楽しんでいたらよかったけど、先輩の高校最後の思い出が自分にかかっている。
でも、それからは今まで以上に努力できた。

先輩のために一生懸命になれた。
みんなが遊んでいても、先輩のためなら断れたし、むしろ自分から断っていた。笑

そうしてとうとう近畿選手権で優勝し、インターハイ出場ができた。
最終レースで1位でゴールした時、思わず涙がでた。その時嬉しいよりも、「先輩の力になれてよかった」という気持ちだった。

そのあと同期とペアになっても、同じように
ペアのためにがんばろう。ペアの為に一生懸命になろう。とがんばった。

スケートのときの努力はつらかったけど
ヨットの努力は楽しかった。
やっぱり、わたし誰かのためにがんばることが向いてるんだ。

努力が辛くなかったおかげで、スポーツ推薦で大学に入れた。
そして人生のなかでもっともハードな4年間がはじまる・・・。
(たぶんきっとこれ以上辛い4年間はないと思う。きっとね!笑)
もちろん書ききれないくらいいろんなことがあったけど

この4年間もチームの為、ペアの為、後輩の為
全力でがんばれた。

誰かのためにがんばることが
仕事になった

そんな私が新卒で入社したのは造船会社。
最初は営業みたいな企画みたいないわゆる何でもしていたけど、途中から秘書をすることになった。

たまたま巡り合った秘書というお仕事がほんとに楽しかった!
タフな仕事だったし、つらかったし、いっぱい怒られたけどら役員のために一生懸命になっていることが仕事になる秘書という仕事は、部活の延長みたいで楽しかった。

でも、もっといろんな人のために頑張って働きたい!などいろんな想いがあり、転職。
採用ブランディングのお仕事に出会った。

最初はいままでのスポーツの経験や前職の経験からなのか、目の前の人(先輩、上司、部署など、、、)のためにしかがんばることができなくて、仕事がうまくいかないときもあった。

それでも何のために、誰のためにを意識して働いている人たちに囲まれているうちに、いつしか私も学生さんのためにがんばりたい。

しんどい状況の人がちょっとでも救われるようにがんばりたい。
そんな風に思うようになっていた。

こんなことがあった
私の上司は本当に仕事もできる優しい人であり、素晴らしいリーダーなので
「いつもありがとう。○○さんのおかげで上手くいったよ。」と声がけをしてくれる。うれしいし、またがんばろうって思える。

またある時に、接点のあった大学生から
「ありがとうございます。○○さんのお陰でまたがんばれそうです。」という言葉をいただいた。正直めっちゃうれしかった。
これまでの何倍も力が湧いたし、いまも原動力になっている。

正直に言うと、、、上司に褒められるよりも何倍もうれしかった。
チームのため、目の前の人のためにしかがんばれなかった私もちょっとは範囲が広がったかもしれないと思った瞬間だった。

○○のためにがんばれることが
増えていくこれから

わたしはスポーツや部活、仕事をとおして
誰かのためにがんばることが得意なことがわかったし、それがいつしか自分にとって大切なことになっていた。

きっとこれからの人生で対象(誰のため、何のため)はどんどん進化していくし、変化していくと思う。とってもわくわくする。

次はどんなことにがんばることが
大切になるのだろう・・・

また人生の楽しみが増えました。
それも私にとって大切なこと。

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