俯瞰

私にはいつも外から冷めた目で見ている私がいる。何か新しいことをやってみようとしてたり、思わぬ出来事にリアクションする自分を分析している。

そしてそんな場面になった時の人の心の動きを反芻してそこに至った原因を見つけて納得して。いつもどこかで冷静に見ている私が立っている。

心の底から誰かを好きになったり、悲しくなったり、怒ったりしたくても必ず見ている私がいる。

もがく私を小さな人間として見ている私がいる。

いつか死ぬ時もその姿を冷静に見ている私がいるんだろうな。