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「#かわいい」と女の子

最近「かわいい」について考える機会があって。

アプローチはいろいろだと思うが、

私はやはり、思い出から話すのがしっくりくる。

ちなみに私はガジェットやヒーローが好きな女子だったので、
あまり女子らしくはなかったので、あしからず。
ただ、その事で苦労した記憶もあまり無い。
話の合う合わないはともかく。

「可愛い女の子」

「星の瞳のシルエット」という柊あおいさんの大ヒット少女漫画を思い出す。

私が小学生の頃、皆が「りぼん」という少女漫画雑誌を読んでいた。
「ちびまる子ちゃん」が連載されていたやつだ。

その「星の瞳のシルエット」には、

「普通の女の子」の主人公と、
「可愛い女の子」の親友その1と、
「サバサバしたカッコいい女の子」の親友その2

が主に登場した。
私は、まぁ、、、真理子(というのが「可愛い子」の名だ)が好きではなかった。(苦笑)
というか結構キライだった。
そしてたぶん、
全国的にわりと嫌われていた。(苦笑)

サキ(サバサバ系女子)が、
だんだん強がりの皮が剥がれてきて、
カッコいいでもなんでもない、ただのか弱いかわいい女の子キャラになってきた頃、

サキの上位互換(に私は見えた)の、
おケイという新キャラが現れたのも覚えている。

思えば私たち世代は、

結構「かわいい」を目の敵にして生きてきたところがある。

「かわいい」はキライ

「東京ラブストーリー」という月9ドラマがあった。
「カーンチ!SEX しよ!」ってやつ。
あの頃は私は中学生だった。

「カーンチ!SEX しよ!」って言う子が、リカ。
カンチの幼なじみで真面目で保母さんをしてる子が、さとみ。

………はい。
私はリカが好きでさとみがキライだった。(苦笑)
クラスの女子達の評判もだいたい同様だった。(苦笑)

想像だが、
「星の瞳―」の真理子と、
「東京ラブ―」のさとみが重なって見えたのは、
私だけではないのでは。(苦笑)

そしてたぶん、

「モテるかわいい」=主体性が無く男性追従

とでもいったイメージだったと思う。
(あくまで個人の、しかも子どものイメージです)

「可愛い」と闘って「格好いい」に憧れた

ちょっと、女性アイドルの話をしよう。

松田聖子さん
中森明菜さん
小泉今日子さん

だいたい、このあたりが幼児や小学低学年の頃。

中山美穂さん
酒井法子さん
工藤静香さん

たぶんこのあたりが、小学高学年から中学生。
あまりアイドルに詳しかったわけじゃないので、
おぼろげな記憶だが。

だんだん、「かわいい」「女性らしい」から、
キャラを模索しながら「かっこよく」なっていっている印象………。(※個人の印象です)

そして、(ちょっと時系列は飛ぶかもしれないが)

高校生の時に 大 ブ ー ム になったのが、

安室奈美恵ちゃん

一人だけ「ちゃん」付けしてるくらいですからね。

そして、

浜崎あゆみさん
倖田來未さん

このあたり。

やっと「私たちの」アイドル、
………私たちをイライラさせないアイドル、という感じでしたね…?(苦笑)

強くて、かっこよくて、

……かっこいい。(笑)

「守られる女の子」じゃなく、
「男の子を守ってあげる女の子」

という感じ。
これを求めてた! という感じでした。(苦笑)

リアル女性と「幻想美少女」

………なんだろうね。

実際、そんなに強いわけでもないのにね。

たぶん、

「言うことを聞かされる」感じが嫌だったのじゃないのかなぁ。

「男尊女卑」
「女は三歩下がって男の後を歩け」
「亭主関白」

そんなイメージが嫌だったんだと思う。

私が幼児の頃はまだ、さだまさしさんが

「俺の話を聞け…!」

って歌っていた時代ですからね。(苦笑)

思えば、
女子が一生懸命、
「かわいい」(言う事聞かされる…!)から逃げて、
「かっこいい」を目指していた間、

その間ずっと、
男子の理想の女性像と、リアルな女性は、
解離し続けていったんじゃないですかね…?
(知らんけれど)

なんだかそんな気がします。

だから、

「萌え系美少女」

がそんなにブームになったのでは?
(ちがうです?)

どうなんでしょうかね。
解離する一方だった、
リアル女性と、
男性の求める女性像は、
そろそろ収束するんでしょうか?

女性陣はなにも、男性と戦いたかった訳じゃないし、

一方的に守られるのが嫌で、

でもまぁ、一方的に守るのもしんどくて、

要は対等なパートナーになりたかっただけなんですよね。
たぶん。

そろそろ、
互いのニーズが収斂する時代が来るといいなーと、
思います。

うん。

女子にも男子にもうれしい、
新しいver.の「かわいい」が早く定着するといいです。

かわいいコンプレックスでした

おかしい。
「かわいいとは何ぞや」みたいな話をするつもりだったのに、
気づけば自分の「かわいいコンプレックス」の話になっている。
すみません。
まぁ、今日は、……これはこれでいいや。

おしまい。

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