コリアカップに思う

9/10に韓国でコリアカップ(国際G3)が行われ、日本のクラウンプライドが10馬身差で圧勝した。2着に入ったのも日本のグロリアムンディだ。この競走で韓国馬の最先着はソ.スンウン騎手が騎乗した韓国最強との呼び声も高いウィナーズマンの3着。同日のコリアスプリントでもリメイクが勝ち日本馬が連勝した。以下は1競馬ファンとして僕自信が抱いた感想と調べたことから思ったことだ。海外競馬に関してはほぼ素人なので間違っている点もあるかもしれないがご容赦願いたい。

まず今回の結果は日本と韓国競馬の差がはっきりと見えるものだった。調べてみると実際2016年から開催されているコリアカップはこれまで2016年にクリソライト、2017.18年にロンドンタウンが制するなどほぼ日本馬の独壇場になっていた。しかし僕がいいたいのは韓国競馬が弱いということではない。昨年、同レースでウィナーズマンが日本のセキフウを下していることからも分かるように確実に軽視できない相手になっているのだ。

韓国競馬の近年の成長はアジアのなかでも著しい。血統面では良血の繁殖牝馬や種牡馬を多く輸入してレベルの底上げを図っているようだ。ダートが主流なだけあってアメリカ血統の馬が多いらしい。制度面でも総賞金が 2022年に増額されコリアカップが10億→16億ウォン1着8億8000万ウォン(約8800万円)になっている。ダートだけで見れば日本にも引けを取らない金額になっている。

かつてジャパンカップで日本馬がなかなか勝てなかったように韓国競馬も発展途上の段階にあるのだと私は思う。それでもカツラギエースのように海外馬の壁を破る存在も出てくるはずだ。韓国馬が日本のレースに挑戦し、日本馬がそれを迎え撃つ。そんな日が来るのも遠くないかもしれない。ゆくゆくは強力なライバルとして大きな舞台で競い合うところが見てみたい。そんな時代が来るのを1競馬ファンとして僕は楽しみにしている。


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