亭主元気で留守でもいい #別居婚
「亭主元気で留守がいい」という言葉がある。
夫は家族のためにお金を稼ぎながら、家にいないほうが妻にとっては都合がいい――そんな意味の言葉だ。調べてみたら、もともとは殺虫剤のCMのコピーらしい。この言葉が生まれたのは1986年。ちょうど男女雇用機会均等法が施工された年だ。きっと男女格差は残り、家庭内で男女の役割がキッチリ分かれていたはずだ。だからこそ、この言葉は流行語に選ばれるほどウケたんだろう。今であれば「夫をATM扱いするなんてひどい」と炎上する、いわゆる「死語」ってやつ